珍動物の館

Day8 最後までドタバタ

Day8.

 とうとう今日は帰国の日。しかし空港に着くとソルトレイクからサンフランシスコ行きの離陸時
間が1時間も遅れている。実は関空行きのトランジットが1時間しかない・・これはやばい。カウ
ンターではもうだめでしょう、予定の便に搭乗できる確立は5%以下ですねと言われる。ハワイ
経由や成田行きも検討したがさらに確率は低そうだ。そして明日はもっとも混んでいる日なの
でさらに無理そうだ。

選択肢はいくつかあったが、20万も払ってビジネスに乗るのはいやだ(ビジネスやファーストな
ら大抵乗れる)。あきらめの悪い我々は空港の中をひたすら走った走った走った。国内線から
国際線は1kmはありそうだったがひたすら走った。振り返るアメリカ人には目もくれず走って
いるとまるで追われる犯人に追う刑事だ。

ボーディング・・・手荷物検査・・・何とかクリアーし国際線の搭乗ゲートに滑りこむ。ドキドキしな
がら端末の結果を待つと・・・やった!何とかエコノミーに乗ることができた。この時ほど離陸の
瞬間に感動したことはない。

・・・と今回のアメリカスキーは最後の最後までハードだった。いつもの様に「ぼーっ」とツアーに
参加していては味わうことの出来ない旅となった。どちらも楽しい。しかし一長一短。自分にあ
ったポイントを探すのが良いでしょう。

 ビバアメリカ日記 2003年6月12日 終わり

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おまけのコラムです。

思えば今回は初めてのことばかり。思いつくままに書き綴ってみました。

アメリカ:カナダも大きかったがやっぱりアメリカはもっとでかかった。今回は1週間で3000km
ぐらい走ったが、地図でみるとほんとうに狭い範囲だ。それにあの景色・・・ただただ圧倒され
るだけである。正直現実感がなかった。

ゴルフ:想像しているよりはやさしかったが、アメリカ人をヒットしそうになりまじやばかった。

運転:慣れればどうってことなさそう。やっぱりウィンカーを出そうとしてワイパーを動かしたりは
した。さすがに対向車線を走ることはなかったが。

ガソリン:スタンドは全てセルフだったが先払いや跡払いクレジットカード式などいろいろな方式
があり困惑させられた。

クリフジャンプ:何度飛んでもやっぱり怖い。しかしよく考えたら自販機の高さぐらいを飛んだっ
て怪我なんかしっこないのだから恐怖心の問題なんだろうなあ。

3400M:ゴンドラを降りたら3400m。意外と空気の薄さは感じなかった。アメリカは想像して
いたより標高が高い場所が多くレイクタホの州道などは高度2850mもあった。何気ない道で
も標高2000mなんてこともざらであった。全体が大きいので標高差がつかみにくい。しかしさ
すがに最高速にチャレンジして一気に山を下った時はその標高差に体がぴりぴり痺れた。

キャッシュカード:今まで一度も使ったことがなかった。しかしここアメリカでは現金よりも信用が
高く現金で払ってもクレジットカードを保証として要求されたりするわけで、それなら最初からク
レジットカードで支払った方が楽である。

ビジネスシート:隣の席と肘掛の奪い合いをしたり、食事時に「こらリクライニングを元に戻さん
かい」といった事を思わなくて済むのは気持ちがよい。もちろん食事は量質ともにグレードアッ
プ。けっこういける。

カジノ:日本ではまったくギャンブルをやらず、正直あまり良いイメージを持っていなかった。し
かしここアメリカでのギャンブルはちょっと違う。ことブラックジャックに関しては相手は人間でそ
れも金髪のおねーさんだった日には思いきり鼻の穴を広げて深呼吸することになる。勝負での
駆け引きは、さながら映画で見たワンシーンのようにだ。この雰囲気を味わうために払う数十ド
ルは決して高くないという感じ。ビールやカクテルだってタダだった。ホテルだって安い。遊ばせ
てもらって金まで頂いた我々は相当な悪人?しかし次はそうはいくまい。日本でカジノ予算を決
めておかないと大変なことになるはず。

地平線:ネバダは砂漠が多く、いたるところで地平線を見ることができた。しかしこの地平線、
運転をするときにはちょっと退屈だ。いつまでたっても景色が変わらないのである。ちっとも進
んだ気がしない。ヒッチハイカーの文化も納得である。

左ハンドル:なんてことはない。すぐ慣れる。