珍動物の館 ![]() 車窓から民家が消えてずいぶんと時間がたった。既に対向車はまったくいない。たまに見える 速度制限の標識は80km/hと書いてある。ということはもう400km以上を走っているという ことか。 バスの中にはサンドイッチや果物、炭酸飲料やミネラルウォーターとお腹が減ることはない。 が・・・出発してから5時間6時間7時間・・・いったいどこまで走るのだろう? 時計の針が8時間を過ぎたころ、バスはようやく1軒の建物に止まった。ゴシックスロッジに到 着である。見た目はバガブースよりかなり大きい。ロッジに入ると自分の部屋名が告げられ る。「Yarrow」、今回は一度で聞き取ることができた。
部屋に入ると大きめのベットが二つ、それに机、壁には大きな棚、そして衣類ケースが二 つ・・・一週間分の荷物を収納するのには十分だ。バスルームはホテルによくある浅いバスタブ と固定式のシャワー。いつも思うのだがホース付きのほうが使いやすいと思うのだが。なぜ取 り入れない?昔からそうだから不便を感じないのか?まあ洗い場もないぐらいだから文化の違 いなのだろうか。
やっと部屋に入ったが、ゆっくりと休んでいる時間はない。板選び、ビンディングのセッティング 申請・ヘリのガイダンス・そしてビーコンのレクチャーとやることが盛り沢山だ。 今回もビーコンはオルトボックスのF1。これは出発からロッジに戻ってくるまで常に電源をオン にしておく。 ビーコンを使っての捜索ゲームは何度やっても面白い。けれど、それ以外のレクチャーは単た る注意点なのでリピーターには少し退屈かも知れない。
せっかく新しいロッジではあるが、今日はもう疲れた。明日のために探検もそこそこにベットに もぐりこむ・・・しかし案の定am3時に目が覚めて・・・朝までもぞもぞすることになる。
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