珍動物の館

100603涸沢スキー

2010年6月3日(木)〜6日(日) 涸沢スキーレポート


2年前の秋、初めて訪れた穂高に感動。ここを滑りたい、涸沢を滑りたい。今回それが現実と
なりました。レポートをどうぞ。


■ 6月3日(木) 天気:晴れ 平湯温泉泊

四日市は海抜数m。高所対応のために平湯温泉に前泊。やっぱり酒も飲んでいないのに心臓
がバクバク。宿泊客は自分ひとりで露天風呂も貸切。飛騨牛うめぇ〜。


■ 6月4日(金) 天気:晴れ 涸沢ヒュッテ泊

am4時に起床。露天風呂に入ってから4時オープンのアカンダナ駐車場に移動。無料バスで
平湯バスターミナルに移動し往復2千円のチケットを購入。上高地へは30分ほどで到着。



さてここからが長い、靴紐をしっかり締めて歩こう。上高地バスターミナルを7時15分に出発し
明神〜徳沢〜横尾〜横尾谷〜本谷橋〜涸沢へと歩き続ける。14:30に到着したから休憩も
入れると7時間半歩いた事になる。ちなみに本谷橋から先は全て雪道。

涸沢ヒュッテで1時間休憩すると登山靴からスキーブーツに履き替えさらにハイクアップ。荷物
をヒュッテにデポしたので楽チン。雪は締まっていてブーツも沈まないザラメ。1時間ほどカー
ルを登りドロップ。

今回持ってきたのはオガサカのEX。ブーツはHEADのレーシング。登りよりも滑りを優先。
ファーストドロップの印象は、思った以上に滑りやすい。スプーンカットもなく多少がたがたする
程度、八方のコブを思えば問題なし。

緊張しながらも6ターンで終了。でも本番は明日だ。21時就寝。布団は一人一枚だったので快
適に寝れました。


■ 6月5日(土) 天気:曇り〜晴れ 涸沢ヒュッテ泊

am4時起床。小屋の外にでるが空は曇り、モルゲンロードは見えそうにない・・・また寝る。
am5時半再び起床。30分で朝食を済ますとハイクアップの準備。

ブーツには10本爪アイゼン。僕らしかいない大雪原をほぼ直登で進む。気温は10℃?曇り
空でよかった(晴天だったらばてていたかもしれない)。目指すは稜線の最低コル(赤い矢印)。
3時間?4時間?登ってドロップ。



雪はしっかりしていて滑りやすい。デブリ跡や落石チップもあるので調子には乗ってはいけない
が、スピードを出したい、でかいターンで滑りたい。ほてった体に当る風が超気持ち良い〜。
3回ほどに区切りながら30ターンはできた〜。

一度涸沢ヒュッテに戻ってピザとパスタを補給。13:30から午後のハイク。5・6のコルを目指
して登り始める。2時間程度登ってから急斜面にドロップ。でっかく7ターンで終了。



雪質的にはしょせん春雪なんだけど目に映る景色がすばらしい。でかい山のエネルギーがす
ごい。ここで滑れるなんて、すごいな〜。夢のようだな〜。

夜はお疲れパーティ。外に出ると星が綺麗。23時に就寝。


■ 6月6日(日) 天気:快晴 帰宅

am4時に起床。カメラを持って外にでると雲ひとつない。東の空から太陽が昇り始め、穂高連
峰が赤く染まり始めた。真っ青な空、赤く染まった稜線、残雪の涸沢、入れたてのコーヒー。最
高だな〜。最高だったな〜。

最低コルからの長い長い滑走、5・6のコルからの急斜面、テラスで飲んだコーヒーの味、モル
ゲンロード、真っ青な空と涸沢の景色、ダンプさんの話、常念さんのぶっとんだ滑り、全てが良
かったな〜。

今回はカモシカスポーツのスタッフやガイドさん、佐々木デモ、などの多大なサポートとたくさん
のフレンドリーなゲストに助けられ素晴らしい経験をする事ができました。ここに感謝の意を表
します。 2010年06月06日

am4:45


am7:30


ここ本当に心が洗われますよ。オフシーズンがお勧めです。

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