珍動物の館 ![]() 2年前の秋、初めて訪れた穂高に感動。ここを滑りたい、涸沢を滑りたい。今回それが現実と なりました。レポートをどうぞ。 ■ 6月3日(木) 天気:晴れ 平湯温泉泊 四日市は海抜数m。高所対応のために平湯温泉に前泊。やっぱり酒も飲んでいないのに心臓 がバクバク。宿泊客は自分ひとりで露天風呂も貸切。飛騨牛うめぇ〜。 ■ 6月4日(金) 天気:晴れ 涸沢ヒュッテ泊 am4時に起床。露天風呂に入ってから4時オープンのアカンダナ駐車場に移動。無料バスで 平湯バスターミナルに移動し往復2千円のチケットを購入。上高地へは30分ほどで到着。 ![]() さてここからが長い、靴紐をしっかり締めて歩こう。上高地バスターミナルを7時15分に出発し 明神〜徳沢〜横尾〜横尾谷〜本谷橋〜涸沢へと歩き続ける。14:30に到着したから休憩も 入れると7時間半歩いた事になる。ちなみに本谷橋から先は全て雪道。 涸沢ヒュッテで1時間休憩すると登山靴からスキーブーツに履き替えさらにハイクアップ。荷物 をヒュッテにデポしたので楽チン。雪は締まっていてブーツも沈まないザラメ。1時間ほどカー ルを登りドロップ。 今回持ってきたのはオガサカのEX。ブーツはHEADのレーシング。登りよりも滑りを優先。 ファーストドロップの印象は、思った以上に滑りやすい。スプーンカットもなく多少がたがたする 程度、八方のコブを思えば問題なし。 緊張しながらも6ターンで終了。でも本番は明日だ。21時就寝。布団は一人一枚だったので快 適に寝れました。 ■ 6月5日(土) 天気:曇り〜晴れ 涸沢ヒュッテ泊 am4時起床。小屋の外にでるが空は曇り、モルゲンロードは見えそうにない・・・また寝る。 am5時半再び起床。30分で朝食を済ますとハイクアップの準備。 ブーツには10本爪アイゼン。僕らしかいない大雪原をほぼ直登で進む。気温は10℃?曇り 空でよかった(晴天だったらばてていたかもしれない)。目指すは稜線の最低コル(赤い矢印)。 3時間?4時間?登ってドロップ。 ![]() 雪はしっかりしていて滑りやすい。デブリ跡や落石チップもあるので調子には乗ってはいけない が、スピードを出したい、でかいターンで滑りたい。ほてった体に当る風が超気持ち良い〜。 3回ほどに区切りながら30ターンはできた〜。 一度涸沢ヒュッテに戻ってピザとパスタを補給。13:30から午後のハイク。5・6のコルを目指 して登り始める。2時間程度登ってから急斜面にドロップ。でっかく7ターンで終了。 ![]() 雪質的にはしょせん春雪なんだけど目に映る景色がすばらしい。でかい山のエネルギーがす ごい。ここで滑れるなんて、すごいな〜。夢のようだな〜。 夜はお疲れパーティ。外に出ると星が綺麗。23時に就寝。 ■ 6月6日(日) 天気:快晴 帰宅 am4時に起床。カメラを持って外にでると雲ひとつない。東の空から太陽が昇り始め、穂高連 峰が赤く染まり始めた。真っ青な空、赤く染まった稜線、残雪の涸沢、入れたてのコーヒー。最 高だな〜。最高だったな〜。
最低コルからの長い長い滑走、5・6のコルからの急斜面、テラスで飲んだコーヒーの味、モル ゲンロード、真っ青な空と涸沢の景色、ダンプさんの話、常念さんのぶっとんだ滑り、全てが良 かったな〜。 今回はカモシカスポーツのスタッフやガイドさん、佐々木デモ、などの多大なサポートとたくさん のフレンドリーなゲストに助けられ素晴らしい経験をする事ができました。ここに感謝の意を表 します。 2010年06月06日 am4:45 ![]() am7:30 ![]() ここ本当に心が洗われますよ。オフシーズンがお勧めです。
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