珍動物の館

断裂日記04



初めての体験。乗った人だけが知っている救助ボートの世界

(1)救助ボートの中は寒い・・・一応毛布をかけてくれるのだが、どんどん下から冷気が伝わっ
てくる。中で子犬の様に震える。

(2)救助ボートはゆれる・・・今回はコブ斜面で救助された。当然パトロールはゆれない様にお
ろしてくれているはずだが、実際はかなりゆれる。手がゆるみ暴走したときの為にいつでもそり
を横に転がして停止させられるよう身構えていた(俺だけ?)。

(3)救助ボートの中は一人ぼっち・・・当たり前だが救護室につくまでは何もする事がない。あ
あ、俺どうなるんだろう、怪我がたいしたことないといいな等と祈るのとになる。

(4)パトロールの仕事は救護室に運ぶまで・・・救護室に運ばれるとまず症状・住所・氏名・ス
キーレベルを聞かれる。やばい状態なら救急車を呼ばれるが、それ以外だと(たぶん骨折でも
意識がはっきりしていれば)それではお帰り下さいということになる。

スタッフからは怪我についてはここではいっさい判断出来ません。病院に行く行かないについ
てもご自分で判断して下さい、と言い渡される。かなり事務的で寂しくなったが、救護室まで運
んでもらえただけでも良しとした。

困ったのはその後の移動。それではどうぞお帰りくださいと言われても歩く事が出来ない。何
か杖になるようなものは?と聞いても「ないなあ」と言ったつれない回答。今回はM脇がいたか
ら良かったけど、もし一人で怪我をすると大変なことになると思われる。

とにかくこんな状態になるのは初めて、M脇に連れられて盛岡市内にある岩手○○○○病院
へ行く。痛みのためまったく右足がつけない。仕方がないのでけんけんで病院の中を移動して
いると、看護婦さんが車椅子を持ってきてくれる。

やさしい。お医者さんもやさしい。みんな天使にみえてくる。ああ、白衣の天使ってこう言うこと
をいうんだな。とか思っているうちに自分の番が回ってくる。

レントゲンを取る・・・骨に異常はなし。次は触診。足を押したり、引っ張ったりしている。靭帯が
切れていると普通ぐらぐらするので分るらしい・・・これも特に異常はなし。検査の結果は特に
異常は見られないということで、湿布を渡され帰される。

このパターン2度目だな。帰って良しと言われても歩けないよ。後で送り返すということで松葉
杖をかしてもらう。ああ、松葉杖!なんて頼りになるやつなんだ。とりあえず今日は八幡平YH
に戻り明日新幹線で横浜に帰ることにする。

12月30日(月)。M脇に盛岡駅まで送ってもらう。新幹線に乗るとあっという間に東京へ到
着。松葉杖をつきながら横浜に向かう。明日は大晦日そして楽しいお正月。残りは16日もある
しステキだな。心踊るステップアップは下記のように変更されました。


曜日予定結果
1227(金)会社→新幹線→北上駅→M脇宅会社→新幹線→北上駅→M脇宅
28(土)夏油スキー場夏油スキー場
29(日)安比高原スキー場安比高原スキー場
30(月)安比高原スキー場盛岡駅→新幹線→横浜の寮
31(火)八幡平スキー場テレビ+任天堂64
0101(水)県営田沢湖スキー場テレビ+任天堂64
02(木)県営田沢湖スキー場テレビ+任天堂64
03(金)県営田沢湖スキー場テレビ+任天堂64
04(土)県営田沢湖スキー場→夜行バステレビ+任天堂64
05(日)横浜に早朝着→白馬へ移動テレビ+任天堂64
06(月)白馬47ウィンタースポーツパークテレビ+任天堂64
07(火)白馬47ウィンタースポーツパークテレビ+任天堂64
08(水)八方尾根スキー場テレビ+任天堂64+病院
09(木)八方尾根スキー場テレビ+任天堂64+読書
10(金)八方尾根スキー場テレビ+任天堂64+読書
11(土)白馬47ウィンタースポーツパークテレビ+任天堂64+読書
12(日)混む日は滑らないテレビ+任天堂64+読書
13(月)サンアルピナ鹿島槍スキー場テレビ+任天堂64+読書+病院
14(火)サンアルピナ鹿島槍スキー場テレビ+任天堂64+読書
15(水)サンアルピナ鹿島槍スキー場+夜帰宅テレビ+任天堂64+読書



・・・・・・・

ああ、俺のばかばか


とほほほほ

続く・・・次回は「医者に行くが、またしても・・・」

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