珍動物の館 ![]() 初めての体験。乗った人だけが知っている救助ボートの世界 (1)救助ボートの中は寒い・・・一応毛布をかけてくれるのだが、どんどん下から冷気が伝わっ てくる。中で子犬の様に震える。 (2)救助ボートはゆれる・・・今回はコブ斜面で救助された。当然パトロールはゆれない様にお ろしてくれているはずだが、実際はかなりゆれる。手がゆるみ暴走したときの為にいつでもそり を横に転がして停止させられるよう身構えていた(俺だけ?)。 (3)救助ボートの中は一人ぼっち・・・当たり前だが救護室につくまでは何もする事がない。あ あ、俺どうなるんだろう、怪我がたいしたことないといいな等と祈るのとになる。 (4)パトロールの仕事は救護室に運ぶまで・・・救護室に運ばれるとまず症状・住所・氏名・ス キーレベルを聞かれる。やばい状態なら救急車を呼ばれるが、それ以外だと(たぶん骨折でも 意識がはっきりしていれば)それではお帰り下さいということになる。 スタッフからは怪我についてはここではいっさい判断出来ません。病院に行く行かないについ てもご自分で判断して下さい、と言い渡される。かなり事務的で寂しくなったが、救護室まで運 んでもらえただけでも良しとした。 困ったのはその後の移動。それではどうぞお帰りくださいと言われても歩く事が出来ない。何 か杖になるようなものは?と聞いても「ないなあ」と言ったつれない回答。今回はM脇がいたか ら良かったけど、もし一人で怪我をすると大変なことになると思われる。 とにかくこんな状態になるのは初めて、M脇に連れられて盛岡市内にある岩手○○○○病院 へ行く。痛みのためまったく右足がつけない。仕方がないのでけんけんで病院の中を移動して いると、看護婦さんが車椅子を持ってきてくれる。 やさしい。お医者さんもやさしい。みんな天使にみえてくる。ああ、白衣の天使ってこう言うこと をいうんだな。とか思っているうちに自分の番が回ってくる。 レントゲンを取る・・・骨に異常はなし。次は触診。足を押したり、引っ張ったりしている。靭帯が 切れていると普通ぐらぐらするので分るらしい・・・これも特に異常はなし。検査の結果は特に 異常は見られないということで、湿布を渡され帰される。 このパターン2度目だな。帰って良しと言われても歩けないよ。後で送り返すということで松葉 杖をかしてもらう。ああ、松葉杖!なんて頼りになるやつなんだ。とりあえず今日は八幡平YH に戻り明日新幹線で横浜に帰ることにする。 12月30日(月)。M脇に盛岡駅まで送ってもらう。新幹線に乗るとあっという間に東京へ到 着。松葉杖をつきながら横浜に向かう。明日は大晦日そして楽しいお正月。残りは16日もある しステキだな。心踊るステップアップは下記のように変更されました。
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