珍動物の館 ![]() ![]() ![]() ![]() 8.CMHの一日(その2) 夕食は19時からです。スタッフが鐘を鳴らしながらやって来ます。44人のゲストがぞろぞろと 降りてきてテーブルにつきます。席は決まっていないので適当ですが、みなさん言葉の通じる 者同士がかたまっているように見えました。パンとスープ、前菜、メインディッシュ、そしてコーヒ ーとデザートと続きます。メニューはざっとこんな感じです(表参照)。どれもさっぱりとした味付 けでした。今までアメリカ・カナダで150食ぐらい食事をしていますが、正直食べ物は日本が一 番おいしいです。過度な期待をしなければ十分おいしいと思います。
食事が終わるともう日はくれています。寝るまでのひと時は毎日暖炉の前で過ごします。 そんなある日の出来事。 俺:「りこっち、コーラもらってきてくれ」。りこっちはバーに向います。 しばらくするとりこっちが不思議そうな顔でコーラを持って来ます。 俺:「どうした?」 りこっち:「コーラプリーズ」って言ったらね、おねーさんがアイスにしますかって聞くの。 ホットもあるのかなぁ・・・・」 俺:「おい、それは氷を入れるかって聞いたんじゃないのか?」 りこっち:「あぁ!そっかぁ!」 俺:「・・・・」。みんな「・・・」 すっかり夜も深まると一人二人と眠りに帰っていきます。「うう、もう眠い・・・お先に寝ます」そう やって一日が終わります。 ・・・・・・・・ 「ぴぴぴぴぴ」、目覚ましの音で目をさまします。カーテンをがっと開けます。 「うーん、今日も言い天気だ」・・・・・ 今日もヘリが飛びます。毎日新たな気持ちで斜面に立ちます。 「さあ、滑るぞ」 「おりゃおりゃおりゃああああ」 「楽しいー」 「コワーイ」 「すごーい」 「きれいー」 山の中に声が溶けていきます。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ これが毎日繰り返されます。この生活が7日間続きます。
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