「運がいいなあ、金運があるなあ、何をやってもうまく行くなあ」 ありがたーい開運の法のコトダマは白色である。 色が品切れである。 まあ、なんだな、ものすごくざっくりとおおまかにゆーと、人間の五感を通して入ってきた情報は辺縁系の奥にある扁桃体てな脳神経組織によって味付けされて、大脳新皮質の前頭前野を始めとしてあちこちの部位に送られて認識され、それが記憶されるわけである。 その「扁桃体による味付け」によって同じ物事現象事象が、人によって安心であったり不安であったり幸運であたり不運であったり快であったり不快であったりするのである。 まあ、いわゆる好き嫌いである。 まあ、一般的に言う、ネガティブ、ポジティブなんて精神的な方向性も、主にこの大脳辺縁系の扁桃体のしわざによるものであるわけである。 それで、この大脳辺縁系の発達による方向性は、胎教も含めてその生育する環境の影響で、だいたい4~5歳ぐらいまでにそのほとんどが形成され決定されてしまうということに問題があるのである。 つまり、自分では選べないのである。 自分とは関係のないところで、勝手に好き嫌いが決められてしまうのである。 その勝手に決められた好き嫌いのために、とんでもないことをしでかして一生を塀の中でお過ごしになる方もたーくさんおられたりするのである。 逆にその勝手に決められた好き嫌いのために、何をやってもうまく行って極楽の人生を送る方もおられるのである。 その勝手に決められた好き嫌いのために「何をやってもうまくいかないから、できるだけなにもしない」という両親あるいはそのような環境で4~5歳ぐらいまで育てば、扁桃体を始めとした大脳辺縁系が「何をやってもうまくいかないかもしれないから、できるだけなにもしない」という方向にがっちりと強固にプログラミングされるわけである。 いわゆるネガティブ、消極的、悲観的、後ろ向きな生き方の皆さんができあがるわけである。 この反対が、「何をやってもうまくいくから、いろいろやってみる」という両親や生活環境の影響で「何をやってもうまくいくかもしれないから、いろいろやってみる」という、いわゆるポジティブ、積極的、楽観的、前向きの生き方の皆さんである。 これが、なにしろ、人間を人間たらしめている知識、教養、知性、理性、論理てなこと司る大脳新皮質ではなく、いわば本能的なことを司る動物脳である古皮質、旧皮質の辺縁系による「情動」であることに、本人ではいかんともしがたいものがあるのである。 「好き嫌い」であるから、理由もへったくれもなくて、脳がそうなっているということである。 まあ、たとえばクモが嫌いな人に、ワサワサ動いている大きなオニグモを生きたまま口に入れてごらんと言って、それを口に持って行ったらうっかりすると気絶するのである。 これ、大脳新皮質による知識、理性では「オニグモを口に入れても毒もなにもなくて無害だから動きまわるだけで何もおこらない」ということは十分にわかっていても、クモが大嫌いな人の辺縁系では「死ぬほど気持ち悪い」とプログラミングされているので、その気持ち悪さの恐怖からストレスの限界を超えて気絶したりするわけである。。 つまり、同様に、「何をやってもうまくいかないかもしれないから、できるだけ何もしない」と辺縁系にプログラミングされた人は、「積極的、行動的になること」が死ぬほど嫌いな「オニグモ」である。 理由はないがとにかく「やりたくない」ので、できるだけ何もやらないわけである。 しかしである、ここからが、なかなか脳のなかなかオツなところである。 オツというのは甲乙の乙と書くのであるが、甲より劣っているということではないのである。 もちろんネット用語のおつかれさんということでもないのである。 和楽器の笛などを吹く時の音の高低のことで、強く吹いたきれいな高音を甲音(かんおん)といい、弱く吹いたときの低く味わいのある音を乙音あるいは呂音(りょおん)というのである。 転じて、ちょっと気がきいて趣のあるさま、あるいはちょっと変わっているさまを表す形容動詞である。 ものすごくどーでもいいのである。 しかし、ご存知の通り無駄話をこよなく愛する象師匠としては看過できないりっぱな無駄話であるが、このへんで逃げ出した読者はもらいが少ないのである。 逃げ出さなくても、もらいは少ないかもしれないのであるが、それを言っちゃあおしまいだよお客さんである。 ううう、なんだっけ、本題がなんなのかすら忘れてしまったのである。 さてさて、大脳辺縁系に勝手にプログラミングされた人生を左右する情動記憶はどうにかなるのかならないのか、あなたの明日は来ないのか来るのかくるくるぱーなのか、象師匠はいったい何を言いたいのか言いたくないのか、黄泉の国あの世から暇つぶしに送られて来る怒涛の神のお告げの口からでまかせ霊界通信御筆先の無駄話はさらに続くのであるてけれっつのぱー。 だめかなこれ。 続く。 |
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