象気功

象気功

運命変革の法
実践編・安心の法3


さてさて、それでは、引きに引いて客がドン引きのありがたーい神のお告げ「安心の法」の実践法である。

「安心だなあ、幸せだなあ」

この言霊を思うだけでいいのである。

これだけである。

ものすごく簡単お手軽である。

これはコトタマではなくコトダマである。


コトタマは音声波動による人体および脳の反応影響であり、コトダマはその言葉の意味による脳の反応影響である。

まあ、これまで解説してきたように、本来、人間の生命時に重要な脳の状態は「不安」「恐怖」である。

「不安」に醸しだされる「恐怖」がないと、古代には猛獣に襲われたリ、他部族に襲撃されて食料も家財も家族も奪われたりしてしまうので、常に不安を抱いて、怠りなくその対処に当たっていたわけである。

夜は闇みに耳を澄まし、常に周囲に意識を巡らせて一瞬の休みもなく気を張って生きていたわけである。


それを一瞬の気の緩みで怠れば生命の危機に晒(さら)されることになるわけである。

だから、生命維持のために人間の基本的な精神状態は「不安」である。

まあ、いわば人間の生命維持のための「本能」ということでもある。

その不安恐怖がない状態が、母親に抱かれているときの幼児であるわけである。


これは母親の庇護よる安心感から生ずるものであるわけである。

そのとき、母子ともにβーエンドルフィン、ドーパミン、オキシトシンてな脳内伝達物質ホルモンが放出されているのである。

その結果、不安恐怖が安心信頼多幸感愛情感により不安恐怖が押しつぶされるのである。

まあ、これが宗教の原点でもあるわけである。

何かに「守られている」ということから脳で安楽極楽脳内物質ホルモンが放出されることによる脳の状態であるわけである。


何かに「守られている」から「安心」である。

「安心」であるから「幸せ」である。

「安心感」と「多幸感」である。

これを、現実の精神状態と関係なく、無理やりその安心極楽状態にしてしまおうというのが「安心の法」である。

まあ、現代生活では、よほどのことが無い限り、いきなり何かに襲われたり食われたりてなことはないのである。

しかし、極貧赤貧びんぼーにんのみなさんは辺縁系爬虫類脳に仕組まれたプログラムのせいで、常にわけのわからない漠然とした不安に苛(さいな)まれているのである。


これが、あなたの脳波の周波数を高位のβ波γ波にし、細胞素粒子の周波数を不快な波動にし、その不快な波動に呼び寄せられて集まった不快なものにより運気は下降の一途を辿り、さらに運気は下がるという運命の不可思議に翻弄されるという悪循環トルネードに陥る原因の一端であるわけである。

しかし、この「不安」「恐怖」てなものは、生命維持のために人間にプログラムされた「原始の本能」であるわけであるから、取り去ることは非常に困難で、いわば不可能である。

だから、これは「放っとく」のである。

「不安」「恐怖」は出放題放ったらかしにするのである。


放ったらかしにして「安心だなあ、幸せだなあ」と思うのである。

さらに、これも「悦楽の法」と同様に声に出せばさらに効果がある。

「不安恐怖」は放っといて、無理やり「安心幸せ」にしてしまうわけである。

まあ、ご商売熱心な宗教家や精神科医てな肩書きのセンセーから、「怒りが消えてなくなる方法」だの「不安を無くす方法」だのてなタイトルのいろんなご本が出ているわけであるが、まあ、お読みになった方はお分かりと思うが、そんなものは一瞬の付け焼刃であるので、読んだ直後は「なーるほど、これはすごい」なーんて思っても、一晩寝れば不安恐怖怒り憎しみの精神状態が再びむくむくと頭を擡(もた)げてきて、すぐ元の木阿弥になるのである。


つまり、大センセーあるいはホラ吹きの皆さんの書いたご本を読んでも、当のセンセーやホラ吹きの皆さんご本人がその脳の仕組みでお悩みであるのでそんなできもしない本をお書きになってるわけであるから、それを読んだものができるわけはないのである。

象気功では、「できないことはやらない」のである。

できないことをやろうとするとろくなことにならないのである。

しかし、「楽しいなあ、嬉しいなあ」「幸せだなあ、安心だなあ」と思うこと、あるいは口に出すことはできるのである。


恨みつらみねたみそねみ怒り憎しみ悩みと同様に不安恐怖はどーやってもこーやっても消すことはできないようになっているのであるから放っといて「安心だなあ、幸せだなあ」と思うのである。

ただ思うだけである。

簡単簡単、アホでもできる。

誰ばアホだ。

するとあーら不思議、βーエンドルフィンが放出されてギャバ神経の抑制がとれてドーバミンが放出されてその刺激でオキシトシンも放出されて安心極楽ホルモン3重奏で限界ぎりぎり断崖絶壁崩落転落寸前で、折れよとばかりに右側に傾いた波動の針がぐぐぐいと左側のよろしい方向に動かされるのである。

続く。

Copyright (C) Zoukikou All Rights Reserved 無断転用転載厳禁 プライバシーポリシー Contact