象気功

象気功

運命変革の法
実践編・安心の法1


さて、悦楽の法を実践して効果のあった方もなかった方もほっといて、運命変革の法はどんどん先に行くのである。

なにしろ、神のお告げであるので、神の気が向かないとお告げも啓示も神示もないので、更新はいつになるやらわかったもんじゃないのである。


この神てなもんが、いるんだかいないんだかどんなお姿なのか、いると言い張ってるホラ吹きの皆さんも実際にはぜんぜん見たこともなくて、また、「私は神を見た」なんて言い張ってるのは間違いなくおつむがお壊れになったパ~の皆さんであるので、まあ、なんだかさっぱりわからないわけである。

それではなんで、世界中の皆さんがクライストさんや神よりえらいシッタルーダさんやはっきり書くと怒られるあの人や八百万(やほよろず)の神々に頼るのかつーことである。

大丈夫かね、これ。


まあ、とにかく、人間てなもんは前頭葉が発達して物事を言語で論理的に考えるようになったわけであるが、辺縁系による原始的な意識である「恐怖」ということの存在を古代の皆さんが理解できなかったつーことによるのである。

まあ、恐怖というのはもちろん、アドレナリンの放出によって醸し出される精神状態であるわけであるが、これがないと、人間は生命維持に問題が出るのである。

古代に山道を歩いていて、たとえば巨大な熊に出くわしたりしたときに、まったく恐怖を感じずに熊に近づいて行けば、たいていはそのまま齧られたりして死んでしまうわけである。


しかし、実際にはこのとき人間の脳ではアドレナリンがこれでもかと放出されて恐怖を感じるから、逃げる、あるいは攻撃行動に出てヤリや弓などで熊と闘って、相手を倒して生命が維持されるつーことになるわけである。

つまり、人間は原始的な辺縁系の脳組織によって、生命維持のための恐怖を感じるホルモンを放出するようにできているわけである。

しかし、この恐怖を醸しだす部分が大きいといーろいろ問題が出てくるのである。


現代生活で生命維持になんの問題もない自室に居ても、わけのわからない不安感や恐怖心に襲われる人も多々おられるのである。

ひどくなると、恐怖や不安で自室から外へ出られなくなってしまうなんて人もおられるのである。

それで、精神科や心療内科やカウンセラーの皆さんがご商売になるわけである。

まあ、古代にはこの恐怖や不安が脳の辺縁系による脳内伝達物質、ホルモンの働きによるものであるつーことなんかわかりませんから、この恐怖をサタン悪魔だの、悪霊邪霊だの、しまいには先祖のタタリだのの影響であるつーことにしたわけである。


その恐怖をなんとかコントロールしようてなことで、占い、予言、預言、霊能、除霊、悪魔祓いなんてものが生まれ、その元締めを「神」あるいは「人間を超越した存在」ということにしたわけである。

つまり、恐怖、不安を除去しようとするために「神」が生み出されたわけである。

それで、この神に頼るとなにが起きるかというと、脳内ではドーパミンが放出されて、さらにその刺激によりオキシトシンが放出されるのである。

オキシトシンが放出されると何がおきるかというと、安心感、信頼感、幸福感、愛情てな精神状態が醸し出されるのである。


たとえば、母親が子供を抱いたときには母子双方にオキシトシンが放出されるのである。

人間が神に頼るのはこのことからである。

神に頼ったときに、人間は幼児が母親に抱かれたときと同じ状態になるわけである。

恐怖心や不安感が減少して、安心感、幸福感、信頼感、愛情てな精神状態に包まれるわけである。

ここに宗教の存在意義があるわけである。

てなことでひとつ。

続く。

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