ううむ、まあ、なんだな、象気功ではこれまでに常々、恨み辛み妬み妬み嫉み憎み怒り悩みてな想念を捨てなさいと申し上げているわけである。 人間というものは両親、先祖から受け継いだDNAにより組成され、さらに、まったく意思のない生まれた直後の環境によって脳の神経細胞、ニューロン、シナプスが形成され、本人が望む望まないにかかわらず、現在のあなたが造られているわけである。 両親や先祖がろくでもない人間で、さらにろくでもない環境で育てば、あなたは現在のろくでなしのパ~にならざるを得ないわけである。 あなたには選べないのである。 それはあなたのせいではなく、すべては神の采配であるわけである。 その神の采配で、いやでもおうでも、あなたはろくでもない組成でろくでもない人生を送ってろくでもないお亡くなり方でおっちんじまうわけである。 しかし、幸いにしてこの象気功に出会ったあなたはその「ろくでなし」に気がつくことができるのである。 その「ろくでなし」とは、恨み辛み妬み妬み嫉み憎み怒り悩み焦りてな想念である。 それではこの想念を捨て去ることができるのかというと、もうこれ、まるっきり無理である。 世界中の名だたる宗教家の教祖さんでも、何かあればすぐむかっ腹を立てて、むーっと怒りの波動を発するのである。 つまり、これ、どんなに厳しい修行をした人間でも同じであるということである。 「人間がそのようにできている」からである。 人間というものはどうやってもこうやっても、年がら年中、恨み辛み妬み妬み嫉み憎み怒り悩みの想念を持つようにプログラミングされているのである。 だから、象気功でそれをやめれば運気上昇間違いなしと太鼓判を押しても、誰一人としてやめられるわけがないのである。 それで、あなたは一向に運気が上がらず、さらに運気が低下して、うだうだぐだぐだしてるわけである。 つまり、やめようとしてもやめられないのであるから、それは諦めるしかないわけである。 やめることをやめるのである。 まあ、つまり、放っとくのである。 恨み辛み妬み妬み嫉み憎み怒り悩み焦りの想念を放っとくのである。 そうなると、当然、「それではおいらの運気はどんどん下がるばかりではありませんか」つーことになるわけである。 それをなんとかするのが、象気功である。 さてさて、そのなんとかするメソッドの第一章が「悦楽の法」である。 なにしろ「悦楽」である。 シモネタ大得意の象師匠に相応しいタイトルである。 続く。 |
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