象気功


五禽戯



五禽戯


五禽戯(ごきんぎ)とゆーのは、虎、鹿、熊、猿、鳥という、五種類の動物の動作を真似て、氣を全身に隈なく巡らす気功法である。

この五禽戯は、八段錦と同様に、気功法としては大変有名であるのであるが、まあ、日本では八段錦に比較して人気がいまひとつの功法である。


まあ、日本で気功の代表といえば太極拳で、うちの近所の公園でもちゅーごくの真似をして朝っぱらから、じじいばばあ、いや失礼、中高年ご高齢の皆さんが集まって太極拳をのろのろとやってらっしゃるのである。

日本で太極拳が広く認知されていることもあるが、もともとが拳法であるので、やってる方もそれなりにかっこいいと思ってるわけである。

たとえ、とても拳法とは思えない老人老婆の動作でも、本人はかっこよく踊ってるという意識があるので、公衆の面前でも恥ずかしいなんてことはないわけである。

しかし、五禽戯の場合は動物の物真似みたいな動作であるので、どう考えても恥ずかしいのである。

これを公園で延々やってると、怪しい人と間違われて通報されないとも限らないぐらい妙な動作である。

語弊があるのを承知で言うと、傍目には馬鹿丸出しと言ってもいい動きである。


つまり、効果はともかく、なかなか巷間に流布しないのは、人前でやるにはかっこ悪過ぎるということがひとつの原因であるのは歴然であるような気功法である。

そうはいっても、ちゅーごく体育総局でも、気功復権ということで気功の大センセーが集まってあれこれ検討して認知された気功法であるので、効果はだいじょーぶである。

まあ、とにもかくにも、ちゅーごく体育総局制作の五禽戯の全動作の動画をご紹介するのである。



てなことであるが、八段錦でご紹介したおでこゲーハーおじさんセンセーとは別のおでこゲーハーおじさんセンセーが中心となって演じてらっしゃるのである。


両方共おでこゲーハーおじさんセンセーではややこしいので、こちらの方は新おでこゲーハーおじさんセンセーと命名することにするのである。

それで、まあ、この五禽戯の新おでこゲーハーおじさんセンセーといい、八段錦の旧おでこゲーハーおじさんセンセーといい、太極鬆身五法の黄腎性センセーといい、名だたる気功関係のセンセーがなんでおでこゲーハーなのかということについては、さすがのちゅーごく体育総局でも研究が進んでいないのか、あるいは差し障りがありすぎて禁忌とされているのか定かではないのであるが、とにかく原因不明であるので、あたしもこれ以上いじくるのは差し控えるのである。

それで、もちろん、この動画の五禽戯も、真ん中の新おでこゲーハーおじさんセンセーの動作が正しいのであって、左右両側のおねーさんとおにーさんを真似すると勘違いの方向に行くのである。

それは、あたしのような超天才大霊能気功家には、イントロ起勢の立ち方・姿勢・体勢で一目瞭然明々白々であるのである。


新おでこゲーハーおじさんセンセーだけが、象形流站樁功の立ち方に忠実に前足部体重であるからである。

もちろん、これはもう何度も口を酸っぱくして解説してる通り、全体重が前足部に乗るということではなく、足裏全体を接地して、首の付根を足の親指を中心とした前足部に乗せ、そのバランスが土踏まずを中心として前足部にあるということである。

逆に言えば踵に全体重を掛けないということである。

踵に薄紙一枚を挟むという感覚である。

脹脛がつる、あるいは痛くなる、または足の裏が痛くなるとかアキレス腱が痛くなるてなことが起きる場合は、立ち方がまちがっているのである。

とにもかくにも、かくのごとく、氣の達人はすべからく象形流気功法の基本に忠実に前足部体重で立つのである。


つまり、気功を極めたものは、古来よりの伝承書付にこだわることなく、立ち方として正しい象形流の前足部体重となるのである。

当たり前である。

それがもっとも氣が出る立ち方であるからである。

ものごとは自分の身体で体現してみなくてはならないのである。

大昔のパ~のおっさんの言い張ってるものをそのまま信じこんではいけないのである。

さて、話を戻して、五禽戯は、その正しい立ち方を基本として、手の指をあれこれ面白おかしい形にするわけである。

これは手の指が五臓につながってるということを基本として、動作により内蔵を活性化するという効果があり、さらには功法によっては精神安定などの効果があるのである。


まあ、ヨーガのムドラーあるいは密教の手印・印契と同様の効果であるわけである。

てなことを言うと勘違いして、ムドラーや手印に過大な効果を期待して、妄想を抱いてしまうば~の皆さんが多々おられるわけであるが、こんなもので何かが劇的に変わることはないということをよーく認識して、やらないよりはやったほうがいいというスタンスで、てきとーでいいのである。

もったいぶってあれこれ秘密の印を結んで作法を行う某宗派のぼーさんが例外なく食欲性欲金欲まるだしのふつーの人であるのは、その宗派寺院の敬虔な檀家門徒であれば存分にご存知のとおりである。

勘違いしてはいけないのであるが、印を結ぶことが全く効果がないと言ってるわけではないのである。

指が五臓につながり、影響を与えるのであるから、それはそれなりに活性化につながるわけである。

しかしそれが、超能力、霊能力てな秘密の能力を引き出すとか、不老不死あるいはカミホトケに近づく方法ではさらさらないということをよーく理解しなければならないのである。

さてさて、ついに始まった五禽戯の効果は如何にということで次回も引き続きその秘密と謎になぞなぞするのである。

続く。

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