象気功

象気功


昇降練氣

功法解説2



功法解説2


昇降練気の功法解説の2である。

それで、まあ、開合功は膝をゆるめて首の付根を前足部に乗せて立つ站樁功の体勢で、手を左右に開閉するわけであるが、昇降練気は字義通り、站樁功の体勢で、手を昇降つまり上下に上げ下げするのである。

それで、まあ、象管をご理解して頂いてる読者諸兄諸姉においては、身体の前にある象管の中で手を昇降上げ下げすればいいわけである。

開合功でつかんだ氣の感覚をさらに高度に利用するわけである。

それで、昇降練氣の実践である。

まず、両方の手の平を下に向けて、身体の前の顔の高さから臍のあたりまで限りなくゆっくりと下げて、そこで手を返して、手の平を上に向けて顔の前のあたりまで上げる、ということを繰り返すのである。

あくまでも、「ゆっくり」であるのである。

「ゆ~っくり」さらには「ゆ~~~~~~っくり」と言ってもいいぐらいゆっくりである。

早いと体操になってしまうのである。


「ゆ~っくり」あるいは「そ~っと」が、氣をつかむポイントである。

もちろん、緩める・弛緩もその要素である。

気功的には、「緩める・弛緩」と「力を抜く・脱力」とは違うのであるが、これを解説しているとキリがないので、ざっくりと言うと、「緩める・弛緩」は手・腕の中・体内の氣道を意識するということである。

それで、話を戻して、身体の前で手を昇降上げ下げする際に、チャクラ・丹田を意識する必要はないのである。

熟達してくると、チャクラ・丹田を意識しなくても、気道・ナディ・経絡の全体に圧力がかかるのがわかるのである。

逆にチャクラ・丹田を無視して、体の前にある象管の中に濃密な氣があるとイメージして、その中を、手を上下させて氣をつかむのである。

そのとき、ねっとりとした氣の圧力を感じながら行えばさらに効果的である。

これは手の中を濃密な氣が通り抜けるということでもあるのである。


象管は本人の身体そのものでもあるので、自分の身体の中を手が上下しているということでもあるのである。

この動作により、手の素粒子と象管内の素粒子が反応して、振動を増幅し、手からあなたの体内の波動を増幅し、あなたの身体である象管内の波動も増幅し、象管内の気圧も高まるのである。

象管内の気圧が高まるということは、あなたの身体内の氣道の気圧が高まるということである。

象管は宇宙の氣道と連なり、その一部でもあるので、宇宙全体との気の交流であるわけである。

あなたの氣が高まるということは、宇宙・この世の氣が高まるということである。

何を言ってるのか自分でもよくわからんが、まあ、とにもかくにも、手を上げたり下げたりすればいいという、単純明快な功法である。

まあ、それで氣をつかめない場合は、手の運動ということになるわけであるが、氣をつかめた場合には、氣を作り、気道の圧力を高めるために、実に効果の大きいメソッドとなるのである。

開合功とともに、簡単で気功効果抜群の功法である。

さてさて、昇降練気の方法メソッドやり方いたし方をひとまず解説したところで、ここから先の奥義秘技伝授は次回のお楽しみである。

続く。

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