象気功
気功の穴
象気功


站樁功
タントウコウ





とにもかくにも、前回までに、膝を緩めて、足裏の前足部から中足部に首の付根を乗せて、全身の深層筋をつなげることにより、深層筋遅筋線維内の毛細血管の血流を促し、その波動である氣を発生させるという、実に見事な宇宙最強の霊能者ならではの明快なメソッドを開陳したわけである。

それで、象気功効果掲示板で、この方法で立つと「腹部が熱くなるのは丹田に圧力がかかってるせいでしょうか?」つーよーなご質問があったのであるが、ほぼ正解であるのである。

まあ、前回の「脊柱起立筋と大腰筋」で解説したように、この立ち方で正しく立つと、脊椎起立筋に掛かったテンションに対するカウンターテンションとして、腰部腹部の大腰筋周囲の深層筋にテンションがかかるわけである。


大腰筋を含めた周囲の腰部腹部の深層筋ということは、丹田周囲の深層筋ということである。

大腰筋周囲の深層筋が活性化して氣を生みだすと、当然、その氣は丹田である小腸周辺の氣道を開き、毛細血管の血流量を増加させるわけであるから、「腹部が熱くなる」のである。

まあ、単純に、この立ち方で立つと丹田に氣の圧力がかかるでも正解である。

さて、丹田に圧力が掛かった人も、おつむのちょーしが悪すぎて読解力が極めておそまつなためにとんちんかんなことに終始して丹田が熱くならない人も、あれもこれも飲み込んでどんどん先に進むのが象気功身法の真骨頂であるわけであるが、「立ち方」に続いて「手」である。

人間の進化、大脳皮質前頭葉の発達は、実に、この「手」によって促されたわけである。

人間の大脳皮質の運動野・感覚野における手の占める割合は大変大きく、手は第2の脳てなことをいう人もいるぐらいで、人間の能力は、手の能力であると言っても過言ではないくらい、手は人間にとって重要である。


人間は立つことにより手が自由になり、手を使うことにより大脳皮質の発達が加速され、高度な文明を構築し、さらには宇宙この世の謎を解明し、神をも凌ぐ能力を獲得しようとしているわけである。

人間以外の生物は「口」の能力を基本にその生命活動を行い、口から離れることはできなかったのであるが、人間は立つことにより、その生命活動の中心を口から手に移すことができたのである。

站椿功はまさに、人間を人間たらしめた「立つ」ことと「手を使う」ことが、その要素となるのである。

站椿功は、人間を人間たらしめる要素の集積の気功法であるわけである。

さらには気功を気功たらしめる方法であり、究極の氣のメソッドである。

続く。


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