象気功

気功修練

気の悩み相談室
回答室


丹田の大きさで人生は決まらないと思いますが
名前:トト   
人間は丹田の大きさで無意識で相手を計るから大丹田の持ち主は偉くなっていくとのことでしたが
世の中を見ていると必ずしもそうではないと思います。

イケメンブームの世の中では
かなりひ弱そうだったり、気の弱そうな方でもまわりの引き立てによって出世したり偉くなる例は枚挙にいとまがないように感じています。

顔が美しい人はイケメンゆえに出世したり
美人も玉の輿にのったり、アイドルになったりするように感じます。

もしくは本人は能力や運がなさそうな人でも
家族や彼女、彼氏、友人などで手伝ってくれる人を引き寄せてきちゃう人もいますよね?

能力なくて、ダメな人が好きと言っている友人が
いつもうだつがあがらない無職や引きこもりを見つけて来ては一心不乱に応援しまくって毎回出世させてしまうのを見ました

本人の丹田や能力だけではなく弱さゆえに助けてもらう能力が発達することもあるのでしょうか?


どうでしょう?


お答え
象師匠  
まあ、なんと申しましょうか、象気功とこの氣の悩み相談室を最初からよーくお読みいただくとお解りになると思いますが、「人間は丹田の大きさで無意識で相手を計るから大丹田の持ち主は偉くなっていく」ことは、ありません。
あたしが申し上げているのは、たとえば、財界、政界、実業界で名をなす人はどなたも、「大丹田」であると申し上げているのであります。
また、芸能界で大スター、超売れっ子と言われる、たとえば武道館公演などで大観衆を押し返すようなエネルギーのある皆さんは、どなたも、「大丹田」であると、申し上げているのであります。
その大出世の理由の一旦は丹田の大きさにあると解説しているわけであります。
その皆さんは例外なく「大丹田」の持ち主でありますが、大丹田の人が必ずしも大出世するわけではありません。
ものすごい「大丹田」でも、おつむのちょーしがヒジョーに残念な人の場合は、ヒジョーに悲惨な人生を歩く場合もあるわけです。
人間の「運命」は「丹田」の開き具合、つまり、「大きさ」だけでは決まりません。
それに加えて「おつむのちょーし」「向き不向き」「才能」「容姿」「性格」「運」など先祖、親から受け継がれたDNAをもとに、胎教、育つ環境、国家による教育、洗脳などあらゆる条件が加味されて決定されるわけであります。
それが「運命」つまり、「カルマ」であるわけです。
まあ、それで、昨今はおっしゃるように「イケメンブーム」などと称してますが、別にこれ今に始まったことではなく、古くは映画界のニューフェースコンテストに始まり、芸能界はいい男、いい女を探しすのが過去現在、当然のお仕事なわけです。
それで、まあ、たとえばジュノンボーイのコンテストなどでは数万人の自薦他薦の「イケメン」がこれでもかと群れをなして押し寄せるわけであります。
その数万人の「イケメン」の中で、丹田の大きなプロデューサーやあるいはプロダクション関係者が経験、感をもとに選ぶのは、イケメンだらけのその中でもとくに秀でて、いわゆる「オーラ」を発している、つまり豊かに氣のあふれた、魅力のある、将来、売れて会社に利益をもたらしそうな、「イケメン」であるわけです。
同様に女性のタレント、アイドルも募集すれば数万人の自薦他薦の「美女」が押し寄せ、これも、その「美女」ばかりの群れから選ぶのは、将来、売れて会社に利益をもたらしそうな、タレント、女優として秀でて魅力的な「オーラ」を発している、豊かに氣の溢れた「美女」になるのであります。
この「オーラ」の発信元が「丹田」の開き具合、大きさ、であるわけです。
また、一部のタレントの「ひ弱そう、気弱そう」というのは、これは、あなたも含めて、女性が未婚既婚にかかわらず誰でもお持ちの母性本能という感性に訴えかける、販売促進上の作戦のひとつであるのであります。
まあ、タレント、アイドル、女優、男優を売り込むには、以前は男女の性欲に訴えかける作戦で、女性タレント、女優はセクシーでかわいくて、魅力的であることを売り込み、また、男性は力強く、たくましさ、男らしさということを売り込むのが常套であったのでありますが、最近はそれ以外に、「きゃあ、かわいい」であるとか、「かわいそう、わたしが守ってあげなくちゃ」なんて女性独特の母性による、かわいい、弱いものを守る、助ける、育てるなんて本能に訴えかける作戦が多くなってきているのであります。
ですから、あなたが感じるひ弱、弱気の「わたしが守って引き立ててあげなきゃ」なんて、母性を刺激するキャラクター設定のタレントが、作戦が当たって売れることも多々あるのわけです。
しかし、それが本当にそのタレントが丹田もなく、オーラもなく、魅力もないということではないのであります。
たとえば本当に丹田も小さく、ひ弱で気弱だったりすれば、どんなに誘われても、激烈な競争社会の芸能界に入ろうなんて最初から思わないでしょうし、たとえ入っても、24時間寝ないで移動移動で働きづめなんて状態が普通の、売れっ子アイドルの仕事に耐えられるわけもないのであります。
それで、「能力なくて、ダメな人が好きと言っている友人」はおそらく女性であると思われますが、これ、あたしのごく親しい知人にもおりますが、これはつまり、前述の母性と性欲が混同してごっちゃになっている女性であるわけです。
あたしの知人の女性も「いつもうだつがあがらない無職や引きこもりを見つけて来ては一心不乱に応援しまくって」に類することを現在でも懲りもせず夢中になってやって、そのうち飽きて次のだめな男に惚れるのでありますが、これは、「本人の丹田や能力だけではなく弱さゆえに助けてもらう能力が発達すること」ではないのであります。
ご理解はいただけないとは思いますが、そーゆーことであります。