象気功

丹田の造り方
氣の重さ2


まあ、そんなこんなで、さてさて、今回も引き続き「気の重さ」について解説するのである。

前回に解説したように、人間は意識の置き方で体重計などの計測による物理的重量はなんの変化もないが、体感重量はものすごく変化するわけである。


それはなーんでか?とゆーことをさらに深く掘り下げるわけである。

まあ、たとえば、意識を頭頂部に置いた場合どうなるのかというと、今までの象気功の内容を理解した方はお解りだと思いますが、当然、頭頂部に気が上がって、頭頂部の気道が開くわけですが、こうなると、逆に身体下部の気道は閉じて細くなるのである。

こうなると、体内に気は発生しないのである。


頭頂部には気を発生させる要素があまり無いからである。

この逆に丹田や足など身体下部に意識を置いた場合は、気の大もとの小腸や消化器系、循環器系、太陽神経そう、腹部神経そう、膀胱神経そうなどの各臓器、神経そうなどがあり、また、大きな足の筋肉の遅筋なども存在し、もちろん毛細血管の量が格段に多いわけであるから、「気」がドンと発生するわけである。

つまり、体中の気道内外の「気」の発生量が頭頂部に意識を置いた場合より格段に多くなるわけである。


このように丹田に気を落とした場合は、身体下部の気を発生させる要素の多い部分を開いて、まあ、その量はその気道(気の道)の太さ、開き具合にもよるが、気道が気で満杯になるわけである。

気道(気の道)は血管、神経、臓器等、身体のあらゆる部位に隈なく網の目のように張り巡らされているので、その気道が気で満杯になるとゆーことは身体全体の気の量が増えるということなのである。

つまり、この結果として「体感重量」としての「気の重さ」が「重くなる」とゆーことなのである。


この「気の重さ」は体感できる重量であるが、体重のように機械的に計測はできないのである。

それでまあ、象気功で扱っている気功などで感覚として捕らえられる「気」は「波動」であるが、現段階では、科学的にはそれがなんであるかは計測できないのである。

「気の重さ」も「気の感覚」も人間、あるいは生き物の「体感」によるものなのである。


気の強さを測るなんてトンチキな機械をまことしやかにテレビなんかでわざわざ白衣を着たインチキ丸出しの業者なんかが公開しているが、あれは遠赤外線や静電気などを計測しているくだらんもんがほとんどである。

なにしろ、機械的、あるいは科学的に計測できないものであるから、インチキ業者、詐欺師にとっては言いたい放題、言ったもん勝ちの世界である。

続く。

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