象気功

丹田の造り方



実践編・腹圧2「大音声(だいおんじょう)」


まあ、それで、本日のお題の「大音声(だいおんじょう)」とゆーのは、簡単にいうと大声でわめくことである。

うおおおおおおおおおおっどわあああああっぐわあぐわあどええいぐえいうおおおおぎえええてえいてえいぶああいがおおおっっっっ。

などと、なんでもいいから、もうあらん限りの大声でバカ丸出しで、怒鳴り喚きちらすわけである。


気をつけないと近所のおばさんに怪しまれて警察に電話をされるのである。

まあ、四股なんかを、どっすんどっすんと、思いっ切り踏めばアパートやマンションなんかの2階3階以上のお宅なんかでは階下の住人から苦情がくるだろうし、水垢離は冷たいし寒いし辛いし、象気功のメソッドはやり難いこと夥しいわけであるが、この大音声に至って、ついに防音壁のないお宅では不可能になってしまったのである。


まあ、自宅カラオケなんかをマイクで拡声して、「うお~~~~うあ~~~~」なんて日々うなってるおっさんおばさんも多々おらるので、大声に問題はないのであるが、音響なしの伴奏なしのアカペラで、

うおおおおおおおおおおっどわあああああっぐわあぐわあどええいぐえいうおおおおぎえええてえいてえいぶああいがおおおっっっっっ


なーんて、わけのわからないことを、いい大人が必死の形相で目を血走らせて血相変えて喚いてたら、非常にあぶない人扱いになるし、ご家族のおられるご家庭では「ああ、ついにうちの息子もキテしまった、かあさんや急いで救急車を呼んでおくれ、これ息子っ、大人しくしなさいっ、入院して病院でセンセイに診てもらいなさいっ」なんてえことで、強制入院させられないとも限らんので、ご家族の了解をよーく得てから始めていただきたいわけである。


まあ、これ、昨今の住宅事情ではよほどの田舎に行かない限り、近所は接近しており、大声を出せば筒抜けで、どーやってもこーやってもかなり困難なことであるわけである。

河川敷などで芝居の稽古や発声練習の振りして怒鳴ると言う方法もあるが、近所に川や海がない場合はこれも無理である。

しかし、都心や住宅地にお住まいの読者にも解決策もなくはないのである。


伝家の宝刀、カラオケボックスである。

ここに行けばもう怒鳴り放題である。

アカペラでいくらどなっても、外にはぜんぜん聞こえませんし、だーれも聞いちゃおらんから、こころ行くまで怒鳴れるわけである。

まあ、カラオケボックスの問題点は使用料金である。


昼間に時間を取れる人は格安低料金で使用できるが、夜しか時間の取れない人はそれなりに金がかかるわけである。

まあ、とにもかくにも、普通に生活してこられた読者の皆さんがいきなり、

うおおおおおおおおおおっどわあああああっぐわあぐわあどええいぐえいうおおおおぎえええてえいてえいぶああいがおおおおおおおおおっっっっっ


なんて怒鳴り散らし始めたら、そりゃあ、ご近所も家族も仰天しますので、その辺のことを解決していただいてから、実践に入っていただくことを切にお願いいたしまして開会の辞とさせていただくのでありますうううううくそーだめだ。

まあ、それで、なんで大音声か?とゆーことの解説である。

まあ、なんでもいいから大声で喚いて試してみればわかるが、「腹圧」が限りなくかかるのである。

これ、まあ、いちばんわかりやすいのが応援団の練習風景である。


とにかく新入生が応援団に入部なされると、なにはともあれ、毎日元気に、「四股立ち」で「大声」で喚いておられるわけである。

「四股立ち」で「大声」である。

さぼったら、鬼よりこわい先輩団員が鉄拳、足蹴りならまだしも、うっかりすると木刀やバットで殴られたりするのである。。


もう新入生は一回ここにお入りになったら、何がなんでも、毎日四股立ちで大声で絶叫しなければ命にかかわりそうな状況に追い込まれるのである。

こんな生活を必死で数年送ったらいやでも丹田はできちゃうのである。

すると、虚弱でひ弱な新入生が、ご卒業遊ばされるころには、程度の差はあれ、たいていは、新入生をしごきしばきあげるりっぱな腹の据わった猛者が出来上がるのである。


また、この象気功でも以前に解説したトホカミの修行法も同様である。

とにかく、いい大人が大声で、トーホーカーミーエーミーターメー、てな意味もわけもわからないことを、道場によっては終日喚くのである。

まあ、象気功は実践であるので、とにかく、あらん限りの大声でなんてもいいから、まあ、わかりやすいのでトーホーカーミーエーミーターメーなんて喚いてみればいいわけである。


あらん限りの大声である。

アタマの血管が切れそうな勢いで喚くのである。

すると何が起きるかとゆーと、もちろんいやがおうでも下腹に力が入るのである。

当然、「腹圧」である。

まあ、ですから、昔は声を出す呼吸力で人間を計ったそうである。


声を鍛えることイコール丹田の養成であるわけである。

たとえば、歌手をなりわいとする者はそれなりに誰でも丹田養成をしているわけである。

たとえば日常で大音声で力強く話す人に気の小さい人はあまりおらんし、逆に日常生活で蚊の鳴くような声の人で腹が据わって大丹田なんて人はあまりいないわけである。

声量と丹田の大きさとは非常に関係が深いわけである。


まあ、誰でもわかりやすい例では、丹田ご商売の政治家の皆さんは、どなたも力強い大声の皆さんである。

その上、選挙になれば街宣車の上で毎日声が出なくなるまで大絶叫であるので、輪をかけて腹が据わる据わる。

しかし、これ、あまり急激に限界の大声で毎日長時間やると、血圧に異常が出て、めまいがして倒れたりするので、体調と相談しながら喚いていただきたいのは、水垢離と同様、中庸を旨として日々精進のことあるよううううへんあるよなにがへんあるかあなたそんなことゆーとけけけけけけ、うううう、いかん、どこか壊れた。


まあ、とにかく、あたしは以前にどのくらいが限界かと思って、トホカミを思いっきりの大音声で喉から血が出る勢いで毎日5時間ぐらい10日間に渡って喚いていたらしまいに声ががらがらを通り越して潰れて出なくなって、某デパートに買い物に行って食堂街でうどん食べてたら、ものすごいメマイがして冷や汗三斗で立てなくなってしばらく通路の床に寝てたことがあるのである。


だからこれ、人によってはかなりヤバイことになることもあるだろうから、あなたの体調、体力、血圧、心臓の具合なんかとご相談の上、慎重に様子を見ながら、絶叫していただきたいとゆーことであるのであるが、まあ、なんでもいいから、大音声である。

でも、これ、数日喚いたからといって、それで氣が下がって大丹田大度胸大いばりなんてことにはならないのは、四股、水垢離と同様であるのは言うまでもないことである。


もちろん、何年あるいは一生に渡る継続が必要なわけである。

まあ、しかし、細かいことにはこだわらず、日々、下腹に力を入れて大声でしゃべることを心がけると、あーら不思議、極小丹田の貧相この上ないあなたもそれなりに氣が下がって精神的な変化が実感できるのである。

人生はなんでもいいから力強い大声である。

まあ余談になるが、よく、どこも悪くない元気な赤ん坊が何がなんだか意味もなく腹の底からそれこそアタマの血管が切れそうに絶叫して泣くのは、この腹を造るためのDNAの作用であるといえるかもしれないのである。


赤ん坊が元気に育つためには思いっ切りの大声でそれこそ火がついたように絶叫して泣かないといけないわけである。

大声で泣けば泣くほど呼吸器系、腹筋などが鍛えられ、丹田がどんどんできて、我の強いわがままな元気な子に育つのである。

泣き声の弱々しい赤ん坊は腹の無いひ弱な子に育つのである。


子供の氣道はやわらかく変化は自在であるから、この幼児期の絶叫は氣道に重大な影響となるのである。

つまり、赤ん坊の時点で一生に渡る丹田の大きさはほとんど決定されてしまうわけである。

脳のシナプスの形成が胎教や生れた直後の環境などで決定され一生をその脳でお過ごしになるのと同様に、丹田も幼児期にそのほとんどを決定されて、その大きさで一生をお過ごしになるようになっているわけである。


この「丹田の造り方」で解説している方法も、年齢の若いほど効果はあるわけである。

20代までは、細胞がいきいきと活性化しているので、もちろん脳も柔らかく、氣道も柔軟であるので、まだ、方法、修行によってはどーにかなるのである。

さらに10代あるいはそれ以下であれば、もう、細胞は生まれたてに近いわけであるから、やりかたではどーにでもなるわけである。


しかし、10代あるいはそれ以下なんてときは社会生活しておりませんから、丹田なんかどーだっていいので、興味もないので、だーれもこんなことやらんから、たいていの人は、まあ、簡単に言うと「手遅れ」なわけである。

この象気功本編でも何回もしつこく解説しているが、極小丹田びんぼー人の皆さんは、DNA様のおかげさまというかタタリというか、同様の極小丹田のびんぼー人の異姓に限りない生殖意欲を催しなさって、かくして、めでたく極小丹田同士でご婚儀が調い、びんぼー遺伝子満載のお子様をひり出し、その子供も同様な人生を送り赤貧びんぼー人の輪廻にどっぷりとはまり込むわけである。


まあ、それでこれも何かの章で解説したと思いますが、びんぼー人の親から生れてその親と同程度のびんぼー人になる確率はだいたい80%である。

これが、いわゆる、「カエルの子はカエル」という例えである。

しかし、まあ、ご存知のように、隔世遺伝や遺伝子の変異、脳神経細胞の形成具合てな便利なもんがあるので、どちらかの家系、ご先祖にそれなりの富裕な親族がおられたり、あるいは胎教や幼児期の体験で、脳神経細胞、シナプスの形成に影響があると、中には赤貧びんぼー人から大金持ちが育ったりすることもあるのである。


だから、残りの10%ぐらいは親よりも程度の差はあれ、よろしい人生をお歩きになるのである。

これが、「トンビがタカを産む」、という例えである。

そして、その残りの10%は赤貧びんぼー人の親よりもさらに人生の地獄の底を徘徊する極貧野垂れ死にびんぼー人になるのである。


これが、「ゴミが腐ってああ臭い」、という例えである。

さて、そこで、現在、この「丹田の造り方」でなんとかしましょうと怒涛の解説を続行しているのは、この「カエルの子はカエル」と「ゴミが腐ってああ臭い」のどーにもならない、本人が気付く気付かないにかかわらず人生この先お先まっくらの皆さんをなんとかしましょうということであるわけである。

つーことであるが、この「カエルの子はカエル」と「ゴミが腐ってああ臭い」の、極小丹田の赤貧びんぼー人の親も、もちろん極小丹田赤貧びんぼー人なわけであるから、この世の富のからくりなんか解るはずもないわけである。


だから、丹田に関する知識なんか皆無で子供にそのなんらかの方法を与えるなんてことはあるはずもないのである。

ですから、そのまま育ったびんぼー人の90%の極小丹田赤貧極貧びんぼー人の皆さんが、たとえば中高年になって真言をいくら喚いても、四股を倒れるほど踏んでも、水を死にそうになってかぶっても、子供のときに造られた丹田を原型として、それはがっちりと加齢とともに凝固して、容易なことでは開きませんので、極小丹田の人がそう簡単に氣が下がるかとゆーと、そーはいかのきゃんたまぶくろなのである。


ううむ、これ、当然、女性の読者もいると思うが、読むに耐えないひどい文章である。

まあ、なんにしても、てなことで、実に神の采配は絶妙にうまくできているのである。

その神の采配に逆らおうと言うのが象気功のメソッドであるわけである。

無理なことをこれでもかとグーリグリやるわけである。


グーリグリゴーリゴリズーリズリパッコンパッコンやるわけである。

しまいにゃバチが当たるのである。

神に逆らうわけであるから、バチが当たってチャクラが爆発してアタマの血管が切れて入院したり、過労が超過労になって血圧に異常が出て某デパートの食堂街の通路に寝てたりするわけである。


しかし皆さんあきらめちゃあいけません、やらないより、やった方が確実に氣道のバランスは変わるのである。

これが、象気功タームの「やらないよりマシ」である。

例えば、不動明王の真言をがなり立てても、気感のない人には、下がった実感はぜんぜんないわけであるが、これ、やらないよりは確実に下がっているのである。

まあ、前述のように、幼児期あるいは10代までに決定された丹田の大きさは、その後、急速に凝固して、かたーく閉じてしまうので、それを開くのは容易ではないのである。

しかし、それでもやらないよりはやった方が氣道が確実に開き、その部位の氣道が太くなり氣道のバランスが変わるのである。

続く。

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