象気功
象気功

本日の御神託


お葬式

「金魚すくい」に続いて「お葬式」である。

4日も更新ができなかったのであるが、これ、先日書いた、叔母の葬儀の取り仕切りをやってたのである。

まあ、菩提寺の住職の都合で、お亡くなりになった叔母の亡骸を家に連れてきてから、葬儀まで3日も開いたので、なにしろこの暑さなので、これ、遺体が傷んじゃうだろうということで、遺体を置いてる部屋のクーラーをがんがんに効かせて、ドライアイスを顔の周囲まで固めて、顔なんか霜柱が立ちそうに凍らせておいたのである。


あたしの家は叔母の家の本家筋に当たるので、菩提寺も同じということもあって、その菩提寺の総代があたしなので、葬儀社との打ち合わせから、方丈との打ち合わせ、通夜、告別式の精進落とし、本膳の手配、町内会の役員に頼んだ受付との打ち合わせまでとなんでもかんでも仕切った上に、出棺の親族代表の挨拶まで、あたしが一手引き受けで、葬儀の次の日の関係各位挨拶周りまで、それこそ、走り回っていたのである。

それで、まあ、せっかくの機会であるので、その通夜善、本膳の料理の写真をなんとか撮って「気功師の食事」にUPしようと思っていたのであるが、それどころではない忙しさで結局なんの役にもたたない葬儀であったのである。


こんな葬儀の仕切りをまあ、年齢的なこともあって、ここ数年で10回以上やってるのであるが、あたしは年がら年中、遺体とこんにちはで、その皆さんを火葬場でこんがり焼き上げて、お骨(こつ)にしてそのあと49日の面倒まで見て、お墓に納骨してさらに1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、33回忌と延々面倒みなけりゃならないので、もう、一年中にわたって分家筋の仏事にかけまわっている感じもないではないのである。

それで、施餓鬼、会計報告、護持会出席など、寺の仕事もある上に、そんなこと一銭にもならないどころか、寺の山門建てるにあたって総代なんだから一番たくさん寄付よこせなんて方丈に言われて、ン百万もふんだくられて、いったいあたしは何者なんだと自分で自問自答しているうちに、結婚式がけっこうあちこちであって、もちろんそれにも出席するので、ほとんど冠婚葬祭に日々の時間とお金が莫大にとられてしまうのである。


冠婚葬祭の費用のためにあたしは夏の間中、駐車場や資材置き場や土手の草刈りをやってる気がしないでもないのである。

こんな生活であるので、金縛りだの、ホテルの霊だの、心霊スポットだの、押入れの霊の祟りだの、アパートの階段が14段だと祟られるだのなんて芸人のホラ話を聞くとちゃんちゃらおかしくて屁が出るのである。

ううむ、ただいまたいへんお下品な表現がありましたことを深くお詫びして訂正いたします。

屁が出る→放屁なされる

ううう、ネタがさらにつまらんことを深くお詫びするのである。


まあ、しろーとさんはめったに死人を見ないから、畏怖、恐怖を抱くのであって、1年に何回も、死人とこんにちはで、こんがり丸焼きできあがりなんて生活をしてると、もう、そんなこといちいち言ってたら、きりが無いのである。

死霊が出てきてこんにちはでも、「はいはい、こんにちは、忙しいからあっち行っててね」てなことで、供養もへったくれもないのである。

そのせいかどうなのか、以前、墓の掃除の帰りに車をバックさせて思い切り立ち木に激突させて、修理に12万円も取られたのである。

やっぱり死霊の祟りはあるのである。

死霊の祟りは恐ろしいのである。

まあ、祟りと言うよりはおっちょこちょいといってしまえばそれまでであるが。

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