象気功

気功修練

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身体能力強化
名前:ソレン   
時々拝見させて頂いております。
非常に勉強になり、感謝しております。
少し長いので煩わしければ飛ばしてください。

昔から本当に感動した時にモワ~という感覚があり、皆そうだと思っていて気にも留めなかったのですが、8ヶ月程前に興味本位で能動的にその感覚を100回くらいやったところで体が熱くなり、一週間ぐらい大変な状態でした。
そのまま何事も無く収まったように思いましたが、その4ヶ月後に偶然体を包むオーラに気が付きました。
何となく指に力が入るな~と思いまして、指立て(親指と人差し指)をやってみたところ5回も出来てしまいました。以前は一回も出来ず、間違いなく指が折れてしまうという感じでした。

それ以来色々試してみまして、腕立てが100回だったのが今は200回、丹田に力を入れたりして全力なら250~300回。指立ては50回で全力で100回です。オーラを消すと腕立ては50回、指立ては0~1回です。

ここまで物理的に作用するものなのでしょうか?オーラの出し過ぎで消耗したりしないか心配です。それともその道の方にとってこの程度は常識なのでしょうか?頭がおかしいと思われるので誰にも相談できません。以前の自分ならば客観的に見て絶対おかしいと思います。

ご意見伺えれば幸いです。宜しくお願い致します。


お答え
象師匠   
まあ、そうですねえ、身体のどこかが開いて、氣、つまりあなたの言葉を借りれば「オーラ」が身体から溢れるようになると、体力はそれ以前よりもかなり強くなりますねえ。
まあ、中には3倍になると頑強に言い張ってるセンセイもおられますが、まあ、あたしの経験による実感では2倍ぐらいの感じですねえ。
これはたとえば氣が体内体外に溢れて、体中の氣道が開き内臓が活性化されれば当然栄養酸素は良く行き渡りますし、まあ、その内臓自体も活性化しますし、同様に筋肉自体も活性化しますので、内臓同様それまでよりも能力は倍化するわけです。
そうかといって、これは、「本来持っている能力が現れた」ということであって、その状態を極限まで求めても、その「本来持っている能力」以上の能力が出ることはないのであります。
まあ、それとは別に俗に言われる「火事場の馬鹿力」的な能力が常時出たりする場合は、身体を守るための脳のリミッターが外れた状態でありますので、いわば身体、脳の故障ですので病院で相談しないといけないのでありますが、この文面を読む限りあなたの場合は通常の反応内でありますので、ご心配はいらないと思いますねえ。


Re: 身体能力強化
名前:ソレン   
有難うございました。
全く情報が無かったので助かりました。
2倍ですか、体が全部開けばそのぐらいだという事ですね。

オーラの強さは感情や覚悟にも影響されるように思います。
自分が思うには、怒りや無感情が強いような・・・でも丹田に怒りをぶつける感じが一番でしょうか?燃費悪そうですが。

少し思ったのですが、トップのアスリートなどがそれを習得できれば恐ろしい事になりませんか?自分の場合はオリジナルが大した事無いので・・・(涙)

あと気を使って頭の回転を良くする方法は無いでしょうか、眉間に集中するぐらいしか知りませんが、肉体は劇的に変わるのに頭は大したこと無い気がします^^


お答えその2
象師匠  
まあ、2倍とゆーのはあたしの「経験による実感」でありますので、まあ、普段、能力の3分の1ぐらいしか活性化しておられない人の場合は3倍になるでしょうし、まあ、つまり、人によって違うわけです。
「丹田に怒りをぶつける感じが一番」かどうかは、いろいろお試しいただけばおわかりになると思いますが、まあ、象気功を最初から、よーく何度もお読みになるとご理解いただけると思いますが、「怒り、憎しみ、恨み、妬(ねた)み、嫉(そね)み、僻(ひが)み」なんて感情は、基本的に脳にも、血液にもよろしくありませんので、あたしとしてはお薦めしませんねえ。
まあ、それで、「トップのアスリートなどがそれを習得できれば恐ろしい事に」は残念ながらぜんぜんなりません。
トップアスリートは自分の持っている能力が全開なのであります。
氣が溢れるとたとえばそれまでの2倍、3倍になるというのは、普段その能力が閉じて発揮されないあたしたちみたいなふつーの人間の場合であって、トップアスリートの能力は限界に発揮され、もちろんあなたの言う「オーラ」も全開でありますので、氣のわからない人でも、「あの選手はオーラがすごくて近寄れない」てなことをおっしゃるわけです。
それで、トップアスリートの場合はその能力全開のその先の「脳のリミッター」を意識的にはずすという研究の方に進んでいるわけです。
たとえば、ハンマー投げや砲丸投げ、槍投げなどでは最近は投げる瞬間に大音声を発するということをすると、瞬間的に「脳のリミッター」が外れて能力以上の力が出るということが解ってきたわけです。
しかし、それをやり過ぎても、骨や間接、筋肉、腱、神経組織などに過剰な負担が掛かって負傷をする場合もあるわけで、そのための「リミッター」でもあるわけです。
その次の「気を使って頭の回転を良くする方法は無い」のであります。
まあ、これも象気功を最初から何度もよーくお読みになるとお解りになると思いますが、身体に氣が溢れるということは、脳に集中している氣を身体に下ろして、脳をお休みさせるということなのであります。
ですから、当然「肉体は劇的に変わるのに頭は大したこと無い気がします^」なわけであります。
まあ、たとえば、脳のあらゆる能力を全開にした場合には莫大なエネルギーが必要になりますので、それでは身体自体が持ちませんので、必要な脳のレセプターだけが開くようにできているわけです。
そのレセプターは「使う」ことによって開かれるのでありますから、たとえば、計算能力を高めたければ計算の練習をすればいいわけですし、技術を習得したければその技術を練習すればいいわけです。
ご理解いただけましたでしょうか。


Re: 身体能力強化
名前:ソレン  
勉強になりました。