象気功

仙骨凝縮メソッド
裏丹田覚醒の法




丹田に氣を集める・臍下丹田凝縮2


臍下丹田はおおむね小腸の位置である。

臍下丹田覚醒の第一段階として、そのあたりに意識をおいて、下腹部の中心あたりに氣を集めるのである。

下腹部の中心というのは臍から恥骨の中間あたりの周囲である。



経絡経穴でいうと身体の前面を通る任脈の関元穴の周囲である。

関元穴は臍から指4本下あたりであるが、その周囲であって関元穴そのものではないのは言うまでもないことである。

もちろん小腸の位置は男女差もあるので、厳密に関元穴の周囲が小腸の位置そのものでは無いのも言うまでもないことである。

まあ、とにもかくにも、そこに直径10cmぐらいの円を描いてそこに氣を集めるのである。

これも厳密に10cmということではなく、人によって腹部の大きさも千差万別であるので、15cmでも20cmでもいいし、逆に5cmでも3cmでもいいのであるが、おおむね10cm程度の大きさが感覚として捉えやすいということである。

すべてが意識で行われることであるので、厳密に規定できることでは無いので、個々の感覚である。

氣を集めるといっても氣が分からないものにはなんのことやら見当も付かないと思うが、まあ、イメージで手や足や頭部も含めたその他の部位の氣道から下腹部に氣が集まると思えば良いのである。

これは氣を手足その他の氣道を狭窄して臍下丹田に「押し込む」ということではないのである。

それとは逆で、「丹田が膨らむ」という感覚で「集まってくる」ということである。

丹田の氣道が拡張してそこに氣が集まるということである。


ここが重要である。

「吸い込まれる」とはまた違うのである。

丹田の氣道が拡張あるいは拡充されるとともに身体も含めてその存在するこの世宇宙すべてから丹田に氣が集まるのである。

この世宇宙を形成する氣は意識によりコントロールされるのである。

これをややもすると、「すべてが意識で思いのままになる」と勘違いするのであるが、意識でコントロールできるのは氣のみである。

それ以外の物質を意識でコントロールすることはとんでもない量のエネルギーを必要とするので、人間には不可能である。

つまり、できないようにプログラミングされているわけである。

氣は意識により集まり、また意識のままに拡散するのである。

当然、氣道も意識によりコントロールされるのである。

しかし、氣感がないのものにはそれがコントロールされているかどうかさえ分からないので氣の操作自体が困難である。

まあ、とにかく臍下丹田に氣を集めることができれば、他の部位あるいは経穴あるいはチャクラにも集めることができるようになるのであるが、臍下丹田さえ分からないものにそんなことを教えても意味がないので、とにもかくにも臍下丹田に氣を集めるわけである。

これができるようになっただけで、臍下丹田に氣が降りてその周囲が充実するはずである。

もちろんはずであって、分からないものは分からないので、それはそれでよろしいのである。

いつも言うことであるが、人間は本来氣が分からないようにできているのである。

あたしの経験上から度々注意を喚起することであるが、氣が分かりすぎると、その先に電磁波過敏症さらには幻覚妄想の類いまで現出して病的な状態になることもないではないので、ある意味、氣を分かろうとしない方がよろしいのである。

なにごとも「やらないよりマシ」が肝要である。

続く。

(2021/11/02)



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