象気功

仙骨凝縮メソッド
裏丹田覚醒の法




丹田の重要性・臍下丹田凝縮1


丹田が重要であるとか氣の心臓部であるとか言っても、とにもかくにも丹田を感覚としてとらえることができなければ覚醒もへったくれもないわけである。

丹田が凝縮してる場合は、感覚として丹田をとらえることができるので、そこに意識を送れば周囲の血流が促進され即氣を生み出し全身が充実するわけである。


いわゆる丹田にドンと氣が湧いて、全身の氣道が氣で満杯になるわけである。

しかし、問題は、丹田が無凝縮でその感覚が無い場合についてである。

丹田がどこやら感覚がないわけであるから、これはもう、意識を送るも何も、何が何やらわからんわけである。

もちろんこの場合の丹田はいわゆる臍下丹田である。

武道にしても気功にしても丹田という場合はおおむね臍下丹田のことである。


本来の臍下丹田が分からんものに裏丹田もへったくれもないわけである。

裏丹田覚醒の前に臍下丹田凝縮に着手しなければならんということである。

まあ、象気功では何度も解説しているが、臍下丹田は小腸の位置にあり、元が消化器官のみであった人間の生命体としての根源ともいうべき部位である。

さらに、精神安定のための意識の置き場所としても重要な部位である。


臍下丹田は心身の調和を保つのにもっとも重要な部位であるわけである。

小腸に意識を置き、すべてがつながるこの世の方向性に素直に従うことが肝要である。

自分の存在とこの世のすべてがつながっており一体であるということを実感するのは左脳の働きで阻害され無理であるところに人生の無理が出てくるのである。


さらにその左脳の働きでものごとを論理でかたずけようとするから、さらに方向性を見失って横道に逸れたり逆方向に行ったりして人生は四苦八苦になるわけである。

その四苦八苦の人生を楽しむために脳機能がプログラムされていると言ってしまえばそれまでであるが、この世の方向性に合わせればうまくいくことも、氣が上がってしまうと左脳優位となり方向性が見えなくなってしまうためとんちんかんな方向に驀進してしまうのである。

つまりは臍下丹田はこの世の方向性の羅針盤ともいえるわけである。

ここでこの世というのは国家体制とか政治経済とか思想云々とかいうことではなく、あなたの存在するこの世のすべてあるいは宇宙ということである。

象気功は水のようにその器に合わせて形を自在に変えて生きるためのメソッドである。

その器とはこの世のすべてということである。

この世のすべてである器の形に合わせる法のひとつが臍下丹田凝縮である。


しかし、臍下丹田に意識を置くといっても、氣のわからないものには、その場所さえ感覚として捉えられないのであるから、方向性も何もなくて、氣が上がってあっちへうろうろこっちへうろうろ、運気はダダ下がりで人生が四苦八苦ということになるわけである。

もちろん前述したように、その四苦八苦を楽しむために生まれて来るわけであるから、まあ、それも一概に悪いとは言わんが、運気を変えたいと思うものは臍下丹田凝縮を知ることが必要である。

もちろん、それでいきなりこの世の方向性にジャストミートに合わせることはできるわけもないが、継続により「やらないよりマシ」の効果を得ることができるのである。

続く。

(2021/10/23)

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