象気功

仙骨凝縮メソッド
裏丹田覚醒の法



丹田の上部を締める・臍下丹田凝縮9


さて、前回までに丹田を圧縮してさらに凝縮して氣の球を作ったわけであるが、氣の玉というのはもちろんたとえであって、そこに玉ができるわけでもなく、腹を押して感じるものでもないのである。

その周囲の氣道が拡張拡充されることにより、硬い塊ができるのである。


もちろん、硬いといっても石や鉄のように硬いという意味ではなく、いわば意識の塊と言う感覚である。

まあ、これは感覚の問題であるので、話せば話すほどわからなくなるので、今後の進捗状況により個々の感覚でお確かめいただくほかないのである。

もちろん、レントゲンでもCTでMRIでも確認できないし、解剖しても確認できないわけであるが、前述したように、あたしの場合は臍から6~7cmあたりが棒で押したようにペコンとへこんでいるのである。


つまり、中から何かに引っ張られているようにへこんでいるわけである。

なにしろあたしは気功関係のあれこれを初めて数十年であるので、このへこみがいつのころからかは不明で、気が付いたらへこんでいたのである。

つまり、なにがしかがそこにあり、なにがしかの力がそこに作用しているわけである。


そしてまさにその部位があたしの臍下丹田である。

これは明確に感覚としてわかるのである。

そしてあたしの氣は上がりようもないのである。

修行と言われる長期間の厳しい修行と言われる方法と比較して、「臍下丹田凝縮」は各段に短期間で丹田形成ができる方法である。

ということで、続きである。

丹田を圧縮することにより、ある程度その周囲の氣道が拡張拡充されたら、次に丹田の上部を締めるのである。


臍のあたりを中心に丹田に向かって締めるのである。

これは意識で締めるのであって、腹に力をいれて腹圧をかけるとか、腹筋を締めるとかではないのである。

あくまで、意識でその周囲の氣道に圧力をかけて締めるのである。

そのことにより丹田はさらに拡張拡充拡幅されるのである。

これを継続すると、氣道のバランスが変わり、常に丹田に意識を置かなくとも氣は散逸しにくくなり、氣は上がりにくくなるのである。


もちろん継続する期間は人によって違うし、その精神状態も違うわけであるが、直接氣道に圧力をかけてバランスを変えるわけであるので、いわゆる修行と言われる方法と比較して格段に短期間で丹田形成が成されるのである。

まあ、本人にとっては日々の継続であるので、性格あるいは精神状態にどんな変化があるのか実感できないのであるが、気が付くと人間関係の対処法や意識の変化に「あれ?」と思うときが出てくるのである。

続く。
(2022・01・26)

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