<相談者:ハタさん> 「気と性的エネルギーについて」 先日質問させていただきましたハタです。 早速のご回答ありがとうございます。 味をしめてまた質問させていただきます。 気あるいはクンダリーニエネルギーは性的エネルギーであるという見解があります。 その見解を前提に質問いたしますが、もしそうならば性的エネルギーが強いほど気あるいはクンダリーニエネルギーも強いということでしょうか。 もし、そうならば肉、ニンニクをたくさんたべて精力絶倫になればよいことになると思われます。 しかし、ヨーガでは肉、ニンニクなどは食べてはいけないものとして挙げられております。仏教でも忌避の食べ物です。 とすると性的エネルギーであるという見解はまちがいということになるのでしょうか。 あるいは見解はまちがいではないとして、性的エネルギーを気、クンダリーニエネルギーに転換できる方法があるのでしょうか。 ご回答よろしくおねがいします。 <お答え> まあ、なんと申しましょうか、人間も生物でありますから、その存在意義は種の保存にあるわけであります。 なんとか現在の種を絶やさずに次代につなげて行きたいわけですよ。 それが存在の第一義でありますから、なんたって、男は女を、女は男を求めて日夜奮闘努力しているわけです。 まあ、中には違う趣味の人がいて男が男を求めたり、女が女を追いかけ回したりしてる場合もありますが。 かのフロイトさんも言ってますが、人間のすべての行動はこの生殖行為をいたしたい、とゆーことから発しているわけです。 あたしの経験からも、まったくその通りであります。 だから、とにかく性的エネルギーで人間も動物も単為生殖のみじんこも形は違え行動しているですよ。 なにしろ、種の保存のエネルギーでありますから、やりたくなったら、そりゃもう、夜も寝なくても何百キロ離れてようが、おねーちゃんを求めて這いずってでもちんこ立てて、いや失礼、欲情して、いやその、まあ、とにかくものすごいエネルギーで行動するわけであります。 そこに着目した昔のヨーガなんかのおじさんが、これをなんとか他の能力開発に利用できないもんだろかねーといろいろわけのわからない名前をつけてカリキュラムをつくったのがクンダリニー・ヨーガなわけです。 密教では軍荼利明王とゆーホトケさんになったりしてるわけです。 だから、気はなんであるかとゆーことを別にすれば、「クンダリーニエネルギーは性的エネルギーであるという見解」はあたりまえっちゃあたりまえなわけです。 そこでご質問の「性的エネルギーを気、クンダリーニエネルギーに転換できる方法がありますか?」とゆーのは、クンダリニー・ヨーガ自体が前記の事情で性的エネルギーを他の能力開発に利用できないかと考えられたものでありますから、お答えのしようがありません。 それから、仏教やヨーガでにんにくや肉を食べてはいけないとゆーことですが、まあ、タンパク質を多くとったり、そのタンパク質の吸収を促進するにんにくを食べたりすると、あったりまえですが、精力がつくわけであります。 これは、本来クンダリニー・ヨーガにとってはたいへん有利なことなのでありますが、そうなると、特に男はもういてもたってもいられず性交したり、自慰をしたりで、まるっきり能力開発とは無縁の方向にエネルギーを放出してしまうわけであります。 ご経験がおありでしょうが、そうなるともう、クンダリニーもへったくれもなくなって、なーんにもやる気がなくなって、ビールを飲んで寝てしまうわけであります。 それで、ヨーガ、仏教に限らずたいていの宗教では精力のつく食べ物をを禁じているわけです。 また、ヨーガでは宇宙のあらゆる存在はプラーナからできているという見解があります。 まあ、いまでこそ、原子だの分子だの素粒子だのと科学の進歩でいろいろ体系化されておりますが、なんだかわけがわからない大昔のインドなんかのおじさんがあーでもないこーでもないと考えて「まあ、プラーナということにしようじゃあーりませんか」ゆーことで付けた名称でありますので、いわゆる気も最終的には原子、分子なんかでできているんでありましょうから、インドのおじさんのおっしゃる通りかもしれません。 |