象気功

象気功

気功天意
念力



念力によるチャクラの開発覚醒


パドマ・プラーナーヤーマと大周天4



悪い心の持ち主は、悪いことをしようとし、良い心の持ち主は良いことをしようとするのである。

しかし、その心はあなたの意志ではコントロールできないのである。

心の本体があなたの全身60兆の細胞であるからである。


細胞のとつひとつが心を持ち意志を持ち方向性を持っているのである。

あなたの意志でそのひとつひとつの細胞の核をコントロールすることは、まったくできないのである。

それは本人の意志とはほとんど無関係に脳も含めた全身60兆の細胞が不随意に勝手にやっていることであるので、身体も心もなるべくしてなり、ならないべくしてならないわけである。


そのなるべくしてなる部分はほっといてもなるわけであるが、ならないべくしてならない部分をなんとかしたいわけである。

そのために、神祈ったりするわけであるが、その御神体は体外にはなく、あなたの体内に鎮座ましましておられる脳である。

その神である脳も細胞で構成され作られているのである。


つまり、神のご意思は細胞の意志であるわけである。

細胞は脳によりコントロールできないが、脳は細胞によりコントロールされているのである。

だから、あなたが心と思っている表層意識で、深層意識のその奥の奥にある細胞の意志である本来の心は変えられないのである。


細胞の意志としての心は、表層意識とは無関係に不随意に方向性を作り、悪人は不随意に悪いことをし、善人は不随意に良いことをし、金持ちは不随意に金持ちになり、貧乏人は不随意に貧乏になり、天才は不随意に天才になり、パ~は不随意にパ~になり、不随意に体調を崩し、不随意に病気なり、不随意にお亡くなりになり、運が良いものは何をしても良い結果となり、運が悪いものは何をしても悪い結果になるわけである。


細胞が方向性を作り、細胞により構成される脳も含めた臓器内蔵である身体はそれに従って機能を果たすわけである。

そのならないべくしてならないものをなんとかする神頼みを具現化体現化するひとつのメソッドがパドマ・プラーナーヤーマ(開敷蓮華の呼吸法)である。

パドマ・プラーナーヤーマが実感体感できるようになると、氣道・ナディ・チャクラ・経穴などを自分の意志で操作できるようになるのである。

そのことにより血流を改善し、全身60兆の細胞を活性化させ、細胞の意志方向性を変え、あなたの運命を変えるわけである。


まあ、前々回の毛細血管の章でも解説したのであるが、細胞の活性化の原動力は血流の状態にかかっているといってもいいぐらい重要である。

神経も細胞により構成されているわけであるから、毛細血管が閉塞して酸素・栄養素が行きわたらなくなれば神経組織は機能しなくなるのである。

その分かりやすい例が血管が詰まって血流が阻害される脳梗塞である。


ほんの小さな血管の一箇所が詰まっただけで、脳の機能に重大な影響が出て、ときには命にかかわるわけである。

まあ、そこまで危機的な状況に追い込まれなくても、毛細血管があちこち閉塞していることにより、神経細胞も含めた細胞に酸素・栄養素が運ばれず、あなたのDNAに書き込まれた本来持っているはずの能力が発揮されていないということが、ならないべくしてならない原因の根幹である。


悟りだの、解脱だの、超常体験だの、至高体験だの、神秘体験だの、という幻覚・幻聴・妄想は、毛細血管の閉塞を解くことで、本来持っているはずの能力を引き出そうとするメソッドの途中で体験された副産物である。

その副産物である幻覚・幻聴・妄想を最終目的にして、行を修することは、本末転倒である。


つーことで、運命を決定する血流を改善し、あなたの運命の大基である全身60兆の細胞を活性化し、運命の方向性を変える方法をさらに解説するわけである。

さて、前回までに、パドマ・プラーナーヤーマで開いたサハスラーラの蓮華の圧力で、頭部前面と体躯前面の氣道・ナディを押し開き会陰であるムラダーラを押し開くてなことを解説したわけである。


このとき、督脈から上顎と下顎の周囲で任脈に通るときに、下顎の唇の下から始まる衝脈(しょうみゃく)も開かれ、それは任脈の両側を下降して腹部を通り、股関節から足の内側の氣道を押し開き、さらには脚部全体の氣道を押し開き、足の裏から指先までの氣道・ナディを押し開くのである。


一方、サハスラーラから督脈・任脈の体躯前面を下降してアジュナー、ビシュダー、アナハータ、マニピューラ、スヴァシスターナ、ムラダーラを押し開いた氣は、さらに肛門に導かれ、小周天の氣道に沿って、尾てい骨から背骨の氣道を通り、後頭部を上昇してサハスラーラまで押し開くのである。


このとき首筋にまで開いた氣道・ナディは肩の方向にもに向かい、腕の氣道を開き、手のひらから指先までの氣道・ナディを押し開くのである。

これにより、頭部、胴体、脚、腕の全身の氣道・ナディが開かれ、それに連動した毛細血管が開かれ、酸素・栄養素が全身の細胞にくまな行き渡り、本来あなたが持っているはずのDNAに書き込まれた機能を十分に発揮する方向性に向かうわけである。

これ、即ち大周天である。

続く。


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