象気功

象気功

気功天意
念力


念力によるチャクラの開発覚醒

パドマ・プラーナーヤーマと大周天2・毛細血管



つーことで、大周天については、あれこれ、わけの分からんセンセイが言いたい放題でありもしない効果を喧伝しておられるのであるが、まあ、ざっくりとぶっちゃけて言うと、任脈、督脈に代表される頭部と胴体の太い氣道・ナディの狭窄している部分や閉塞している部分をぐぐいと開いて、さらにその太い氣道・ナディから枝分かれしている気道・ナディ、さらには、そこからさらに微細に枝分かれしたいわば毛細氣道あるいは毛細ナディを開き、その結果として毛細血管を開き血流を改善し、ちょーしの悪いおつむも含めて快調快調絶好調になろうてなことが目的である。


氣道・ナディと循環系、神経系さらにはすべての人体の器官は深く連動しているのである。

その中でも閉鎖血管系である毛細血管が気功と深くかかわっているのである。

多くの動物の血管系はざっくりと解放血管系と閉鎖血管系に分けられるのである。


解放血管系は解放循環系とも呼ばれ、昆虫などの節足動物や軟体動物などに見られ、動脈、静脈からなり毛細血管がなく、心臓から繋がる動脈は体の各部に伸びてそこで口を開き、動脈から流れ出た血液は、直接細胞間を経由し酸素や栄養素などを運び、静脈へ戻るのである。


これに対して人間などに見られる閉鎖血管系は閉鎖循環系とも呼ばれ、動脈、静脈、毛細血管からなり、動脈から流れ出た血液は、無数に枝分かれし組織に網の目のようにはりめぐらされている毛細血管を経て静脈へ戻るのである。

その際、血液は毛細血管内に閉じこめられているのであるが、血漿やリンパ球は血管壁から出て、細胞に酸素や栄養素などの物質の運搬などを行うのである。


毛細血管の組織細胞と物質をやりとりするため壁は薄く、1層の内皮細胞のみで構成され、その太さは直径5~10μmで、白血球、血漿等が血管細胞の隙間を通じて移動、ガス交換・栄養分・老廃物の運搬等を行うのである。


つまり、人体のもつ閉鎖循環系では、血小板がやっと通れる程度のいわゆるミクロ単位に微細に枝分かれした毛細血管により、身体の隅々の細胞まで酸素や栄養素がうまく運ばれるように、実に巧妙にできているわけである。


しかし、その巧妙に設計された毛細血管も閉じていたり締まっていたりと閉塞をして通りが悪くなっていてはなんのこっちゃである。

ところがこれが、実に簡単に閉じたり締まったりするようにできているのも人体である。

その犯人は自律神経である。


つまり、本人の意識とは無関係に、毛細血管が勝手に閉じたり締まったりしてしまうのである。

その主な原因は、ストレスである。

つまり、ストレスに対処するために脳をフル回転しようとするときに、それ以外の毛細血管を閉じて、脳に酸素や栄養素を運ぼうとするわけである。


そのストレスによる毛細血管の閉塞の一番端的な例が、精神的な緊張で起きる肩こりである。

なかなかこれは気が付かない場合もあるのであるが、夜間に寝ているときでさえ、何かを考えていると肩に力が入っているのである。

だから、古来より緊張を解くときに「肩の力を抜け」というのはこのことを経験から知っているからである。


この毛細血管の閉塞は肩こりに留まらず、全身の臓器内臓でも起きるのである。

これを放置すると、あちこちの細胞に酸素や栄養素が行きわたらなくなり、内臓の機能も悪化して、各種のお病気を発症して、しまいにはお亡くなったりするわけである。


毛細血管が閉塞していれば、どんなに良い呼吸をして良い食事をしていても、酸素も栄養素も細胞に届かないわけであるから、細胞は十分に機能を発揮できないわけである。

その自分に意識のない毛細血管の閉塞を解けば、今まで不活性だった部位の細胞にも酸素や栄養素が行き届き、思わぬ能力が開花する場合もあるのである。


つまり、極端なムチャぶりをすると、天才になりたければ毛細血管を開けということである。

さらには運気上昇には毛細血管ということである。

脳も含めた全身60兆個全ての細胞に酸素と栄養素を十分に運べば、自分の能力は最大限に発揮され、ものごとは良い方向に向かうのは当たりまえである。


さらに問題は、加齢による毛細血管の劣化と減少である。

筋繊維が加齢とともに減少するように、もう大血管も加齢によりどんどん減少するのである。

それが即、「老化」ということである。

老化とは毛細血管の減少であるとも言えるのだる。


加齢による毛細血管の減少を防ぐ、あるいは毛細血管を育てるためには、血流を促進するメソッドを行うことである。

それが気功法の根本である。

さらに言えば、毛細血管がこれでもかとあちこち閉塞しているために、何をやろうとしてもろくな結果が出ない無能力者としてのあたしら一般大衆衆生愚衆がいるわけである。

健康・寿命・運命の鍵をにぎる毛細血管の狭窄・閉塞をいかにしたら開放できるのかということが、すべての氣のメソッド・カリキュラム・修行修祓である。

続く。

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