象気功

象気功


気功天意

念力


念力によるチャクラの開発覚醒

開敷蓮華(かいふれんげ)3

まあ、なんだ、おつむの上の蓮華とお股の下の蓮華が花開くと、スシュムナー・イダ・ピンガラをひとまとめにしたサハスラーラからムラダーラに至る後背部の気道であるナディと、サハスラーラから前面部のアジュナー、ビシュダー、マニピューラ、スヴァシスターナ、の各チャクラを通ってムラダーラまで至る気道であるナディが同時に開くつーよーなところまで前回に解説したわけである。


このへんで、感のよろしい人は気が付いたと思うが、これは小周天の氣道経絡と同じである。

まあ、つまり、ヨーガと気功は起源源流を辿ると同じ所にたどり着くと言うことである。

それで、この氣道経絡には氣・プラーナの流れの方向性があるのである。


ひとつは、ムラダーラから後背部を通って、サハスラーラに向かい、もうひとつはサハスラーラから、身体前面の各チャクラを通ってムラダーラに向かうという方向性である。

これはとりもなおさず、小周天の方向性でもある。

まあ、小周天は臍下丹田を起点とするわけであるが、この場合はムラダーラとサハスラーラを起点とする流れである。


氣あるいはプラーナが、ムラダーラから後背部を上昇し、サハスラーラから前面部を下降するというのが、人体の気の流れのいわば大動脈である。

これは、当然、クンダリニー・ヨーガてなメソッドでも同様である。

クンダリニーの上昇は頭頂部に抜けて終わると勘違いしてるぱーも多々おられると思うが、そうではないのである。


ムラダーラから後背部を上昇して頭頂部に達した後、そこから抜けるのではく、前面部を下降しムラダーラに向かうのである。

クンダリニーが覚醒してもしなくても、氣あるいはプラーナは後背部の氣道・ナディを上昇し、それがサハスラーラに達するとそこからムラダーラに向かって下降し始めるのである。


つまり、このサハスラーラからムラダーラを結ぶ氣道・経絡・ナディは、小周天やクンダリニー・ヨーガをやらなくても、元来が、氣・プラーナ・エネルギーてな振動波動がその個人の氣道・経絡・ナディの太さに合わせて、常時それなりの量で流れているのである。


その量を増やして、氣・プラーナの流れを良くして、しいては全身の毛細血管を開き、血行を促し、酸素や栄養素を十分に運んで全身60兆の細胞を活性化し、健康状態を良好にして脳も含めた身体能力を高めようというのが、本来の小周天でありクンダリニー・ヨーガの効果であるわけである。


しかし、それを大昔に宗教の行として、これでもかと楽しんでいたらば、チャクラあるいは経穴に集積凝集したエネルギーが暴発して、怒涛の氣あるいはプラーナがあちこちに突撃してえらいことになったてくるくるパ~のおっさんがいたので、面白おかしく覚醒だの赤い蛇だのなんだのとクンダリニー・ヨーガや小周天のあれこれの逸話や、どーやれば暴発するかなんて意味のないメソッドができたわけである。


役にも立たない丹の養生やクンダリニー覚醒てなことにこだわるよりも、毛細血管を開き育てることにより、脳神経細胞も含めた人体60兆の細胞すべての活性化ということを念頭に置いたカリキュラムメソッドを継続することが重要である。

当たり前である。

その当たり前の方法が、サハスラーラの蓮華とムラダーラの蓮華を限りなく開花させる象形流開敷蓮華の観想である。

続く。

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