コトタマの反応部位「ぎゃ・ギャ」 だいたいそのへんねのコトタマの反応部位は「ぎゃ・ギャ」の解説である。 まあ、たとえば運気を良くしたいと思うなら、恨み、つらみ、ねたみ、そねみ、憎しみ、怒り、悩み、悲しみ、後悔、反省、自己否定、罪悪感、てなものをやめればいいわけである。 その手の精神状態になればその手の人間が寄ってくるし、その手の波動の想念つまり霊が寄ってくるのである。 霊てなものは死人のものと考えるのが古来よりのおっちょこちょいやほら吹きの常套である。 しかし、実際にはこれが生霊にしても死霊にしても、本人または誰かの脳が、当人の意識とは無関係に潜在意識で勝手に作り出した想念の波動のかたまりである。 これは氣の体になるとわかるが、そこまでわかるようになると、この世の波動のすべてに感応して、生活が困難になるし、ろくなことがない上に、なんの意味もないので、よゐこの氣のマニアの皆さんにはまったくお勧めしないのである。 話を戻して、運気の悪い霊が寄ってくるというのは、つまりはその手の人間が寄ってくるのと同様の悪運の相乗効果で、運気の悪いものはさらに運気が悪くなるわけである。 俗にいう「悪霊が憑く」というのはあながち間違いではないわけである。 「類は友を呼ぶ」というのは、人間関係に関わらず霊関係についても言えるわけである。 だから、古今東西のとんちきな自己啓発セミナーでいう前向き思考であるとかポジティブ思考を持てつーよーな陳腐なフレーズもあながち間違いではないわけである。 しかし、「なるほど!」てな早合点して「今日から前向き思考にしよう」なんて思っても、そうはいかのきゃんたまぶくろであるのは、自己啓発マニアのどなたもがご経験のとおりである。 いつもいうことであるが、親のDNAのタタリに加えて、生まれたての脳に決定的な影響あるいは打撃を与える育つときの環境は選べないので、いやおうなくそのような人間に作られ、そのような思考精神状態にいやおうなくあれこれされるのである。 このしばりは頑強で、夜に固く決心しても朝になれば元の木阿弥最初に逆戻りてなことで、いわば強烈なバネ仕掛けで原型に戻るのである。 これが誰もが簡単に変えられて、誰でも運気を簡単に変えられたら、精緻に設計されたこの世のバランスがわやになって、宇宙全体がわやわやになるからである。 しかし、この「しばり」は「頑強」であって、変えることが不可能ということではないのである。 たまさかに強烈な刺激でDNAのスイッチが切り替わって人生が激変する人もいるのである。 古来よりそれに気づいたパ~の皆さんがあれこれの修行という名の苦行を行って暇つぶしを楽しんだわけである。 それが厳寒の中での滝行であったり、歯の抜けるほどの馬鹿丸出しの断食であったり、脳に損傷の恐れもある無謀な息止めであったり、見世物丸出しの火渡りであったり、回峰行てなことでアホみたいに毎日数十キロも野山を歩き回ったり、てなバカ騒ぎを現在でもお楽しみになっているわけである。 もちろんそれがまったく効果がないということではないが、それで、神がかりな力が付くとか、神に近づくとかでないのはいうまでもないことである。 しかし、そのバカげた苦行によってDNAのスイッチの切り替えがなかったにしても、激烈な苦しみを乗り越えることにより、それまでのことが楽になる場合もあるわけである。 そうなると、恨みつらみねたみそねみ憎しみ怒り悲しみ悩みてな意識感情が薄れて、運気の悪い波動のものは離れ、寄ってこなくなるので、悪運の相乗効果は減少するわけである。 てなことで、あたしゃまっぴらごめんの苦行よりも氣道を開いて血流を改善して細胞を正常な状態に少しでも近づけるための「ぎゃ・ギャ」のコトタマの反応部位は臍の少し下の周囲である。 経絡経穴でいうと、体躯全面正中線を走る任脈の気海穴の周囲である。 これは般若心経の最後に唱える「ギャーテイ・ギャーテイ」の「ギャ」であるわけである。 気海穴の周囲を開くわけであるから、気海丹田ともいう通り、元気の元の丹の田んぼを耕し、実に氣の養生にはうってつけのコトタマであるわけである。 ちなみに「テイ」は気海の裏側つまり骨盤の中央上の周囲の裏丹田を開くので、「ギャーテイ」で裏表の丹田が開かれるという便利なマントラであると言えるわけである。 まあ、般若心経はちゅーごくで作られた偽経であるてな話もあるが、「ギャーティ・ギャーティ・ハラギャーテイ・ハラソーギャーテイ・ボージソワカ」のどのコトタマをとっても胴体下部を開くので、お経の最後に氣を下げて終らせるあたりは、なかなか氣に精通したおっさんが作ったということは言えるわけである。 まあ、とにもかくにも「ぎゃ・ギャ」のコトタマは丹田を開くわけであるから、人間の原点である小腸の毛細血管を開くことにより栄養吸収を促進して、さらには腸内フローラを活性化し、生命力を高めるあれこれの効果があるわけである。 体調が悪ければいやおうなくネガティブになるのは当然であるので、とにもかくにも健康の源の血管と血流を改善して少しでも健康状態をよろしい方向にすることが悪霊退散・運気上昇の要素となるわけである。 さあ、あなたも「泣く子は育つ」のたとえ通り、赤ん坊のように「ぎゃーぎゃー」わめいて生命力を取り戻し、欲にまみれた衆生を正し、日本を建て直そうではありませんか。 なにゆーてますのん? すまんすまん、てきとーにいいすぎましてん。 続く。 |
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