象気功

コトタマ
言霊の人体における反応部位



コトタマの反応部位「ず・ズ」


神も仏も死に絶えた今の世に一筋の光明となるコトタマの反応部位は、「ず・ズ」の解説である。

ずんべらぼうのずである。

ずんちゃっちゃのずである。

ずんどこのずである。

ずたぶくろのずである。

ずっこけのずである。

ずがいこつのずである。

まともなのはないのかいっ。


てなことで、お約束のボケ倒しも快調に、終わりの見えないコトタマの反応部位はいよいよ混迷の度を深めて人体の宇宙を彷徨しながら闇の奥に咆哮するわけである。

その反応部位を探るためにあたしの細胞はことごとく限界まで開かれて、波動振動は銀河の彼方のブラックホールに吸い込まれんとするも、強靭な意識で呼び戻して脳神経細胞の破損をなんとかまぬかれているわけである。


まぬかれてを平仮名にしたところに無頼派小説家としての意地と根性が見えるが、ううむ、全体として象師匠のセールスポイントである魅惑の文体からは程遠い酷い綴り方のあれこれで、ご執筆中におくびをおくくりになりたくなることたびたびである。

誰が無頼派小説家だ。


はいはい、わかりましたから先に行ってください。

だれがやくちゅーだ。

ゆーてませんゆーてません。

せんせー、しりめつれつでっせ。

だれかあたしのアタマを撃ってくれ。

日本では無理じゃない?


まあ、とにかく50音表にかかわる部位をことごとく開いて、さらに濁音にかかわる部位をことごとく開くわけであるから、あたしの身体はチャクラも経穴もへったくれもない全開の状態である。


全身の細胞の振動が増幅し、波動がこよなく未知のステージを垣間見せる日々となり、あたしの脳は、臓器は、内臓は、霊体は、はっきりとは言えないあそこのあのへんは、いったいどーなってしまうのか、興味津々で本日も夜が明けて夜が更けて、ううう、飽きた、完全に飽きた。


笑いのためにすべてをかけてここまでやって来たのに、なんであたしの中の笑いの源泉が枯渇してしまったのか、神はなんのためにその泉を枯れ井戸とされたのかと、あたしの心はくじけそうになるわけであるが、昨今は心がくじけそうよりも心が折れそうというのがトレンドであるので、折れそうということでお願いしますよ、ねえあなた。

誰がこんなんで笑えるんだっ。


だーかーらー、そのことを今ゆーとりまんかなでんかな。

さらにドドスベリで、あたしゃ穴があったら入りたい。

ああ,、なんでもいいから穴に入りたい。

ううう、いかん、シモに逃げたら笑いが腐るのはお笑い者の鉄則ということは百も承知であるが、どうしても、行き止まりになると塀を乗り越えて知らない家のお庭に入り込んで、裸踊りでその場を和ませようと奮闘してしまうのである。


さらに意味がわからん。

なんなんだこれ。

ちゃんちゃん。

うううこんなのやめてよしておとーちゃんなにすんの。


えーと、つーことで、なんだその、「ず・ズ」のコトタマの反応部位はへその少し下の左側の内部の周囲である。

経絡の経穴で言うと気海穴の少し下の左側の内部の周囲である。

その部位が開き、左鼻腔奥からみぞおち左側の内部の氣道を開き、氣を引き下げるのである。


「ざ・ザ」行のコトタマは「氣を引き下げる」という効果が強いのである。

コトタマの反応部位が前人未到のだーれも知らない未知に満ち満ちたみちみちみっちゃんうんこたれたの領域に踏み込んでいるわけである。


ううむ、また脳に湧いた虫が悪さをしてるのである。

虫の悪さは無視して、つまり、氣道を開いて氣を引き下げる効果のあるコトタマが存在するわけである。

「ず・ズ」のコトタマは、左側の鼻腔から正中線左側の氣道を経由して胃の周囲の氣道の氣を引き下げ、さらに「ざ・ザ」のコトタマと同様に左股関節から左脚部の内側の氣道を開き、左足の内側から親指に向けて氣を引き下げるのである。


鼻腔や食道、氣道、胃の余分な充血を緩和し、上虚下実の方向性に身体を調整するという、気功的には実に理にかなった効果を醸し出すのである。

また、精神面においては、引き下げるということは、周囲に左右されない意志の強さやしっかりとした精神状態を醸し出すのである。


しかし、反面、おつむの働きにはいかがなものかという効果もあるので、他のコトタマや要素も絡み合うと、無思慮、無分別、無謀てな方向性に向かい、人によっては「この人アホかしら」という場合も多々あるのは言うまでもないことである。


なにごとも裏と表があってのこの世であるので、あなたとあたしも裏表ということでお楽しみは尽きないわけである。

てへへ。

なめとんのかおのれは。

なにをおこってますのん。

しらんがな。

続く。

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