象気功

コトタマ
言霊の人体における反応部位



コトタマの反応部位「い・イ」


「あ・ア」に続いて、「い・イ」である。

神のお告げとは言っても、やはり順番があるわけである。

アットランダムでは、コトタマ様にも失礼であるわけである。

アットがランダムしていては、この世のことわりに背くことになるので、うっかりしてると神の逆鱗に触れて「痛てててて」ということになるのである。


何が痛いのかは、これまた長い話になるので省くが、とにかく痛いのである。

いったい、このしょうもない話のどこに必要性があるのか皆目見当もつかないのであるが、象気功はすべからく神のお告げであるので、あたしの責任ではないのである。


神のお告げのというよりは、あたしがパ~なのかもしれないのである。

かもしれないのであって、例によって「カモシカ」も「カモノハシ」も、さらには「鴨南蛮」の鴨肉も無関係である。

ううう、いやだ、脳幹に悪い虫が湧いてるとしか思えないひどい状態である。


さて、「い・イ」のコトタマの人体における反応部位はどこかというと、これがまさかの胃の周辺である。

べつにダジャレついでということでもないのであるが、みぞおちの少し下あたりの、経絡で言う「中院」あたりを中心として胃の周囲に影響があるのである。


もちろん肝臓周辺にも影響がないわけではないが、主に胃に影響があるのである。

しかし、たとえば胃痙攣が起きて「痛てててて」なんてときに、「いいいいいいいいいっ」と連呼しても、胃痙攣が治るということではないのである。


さらに、「い・イ」のコトタマで胃炎が治るとか胃潰瘍が治るとか胃がんが治るとかいうことではないのは無論である。

「い・イ」のコトタマは胃の薬ではないのである。

もちろん漢方胃腸薬でもないのである。


「い・イ」のコトタマを声に出すあるいは心に思うことによって、胃の周囲の氣道が開き、それに連動して毛細血管が開き、血流が増加し、酸素と栄養素が運ばれ、その周囲の細胞のメンテナンスがより良く行われる方向に向かうということである。


その効果は、もちろん「やらないよりはマシ」ということであるので、劇的な治療効果や改善効果は望むべくもないのであるが、他のコトタマとの組み合わせによっては。より効果的な影響を生み出す可能性はあるのである。


また、「い・イ」のコトタマは氣道を辿って前頭葉にも影響を及ぼし、より頭脳明晰な人間を作り出すのである。

もちろん、これは「より」であって、たとえば「い・イ」のコトタマを名前に付けたからといって、必ずしも秀才・天才になるということではないのは言うまでもないことである。


脳細胞ニューロンの形成には、DNA遺伝子の基本組成はもとより、お育ちの環境等の複合的な要因が関わるので、「い・イ」のコトタマの影響はそのひとつの要因ということになるわけである。

バカなご先祖や親のDNA遺伝子を受け継げば、顔形・体型・身長などと同様に、バカからは概ねバカが生まれるのである。


そこに「い・イ」のコトタマの影響を加えても、少しマシなバカになるだけである。

ご先祖様からのDNA遺伝子のタタリは、この世でもっとも恐ろしいタタリである。

あな恐ろしや。


まあ、ともかく、胃と前頭葉の氣道上での密接な関係が、胃痛の時に偏頭痛も引き起こす要因ともなるのである。

いやはや、神のお告げというものはこのように口から出任せで、次から次へと人体の摩訶不思議を解き明かしてしまうわけである。

あな恐ろしや。


またまた「あな恐ろしや」であるが、「あな」といってもあそこの穴とは無関係である。

それではあそこの穴がいったいどこの穴なのかというと、未成年者の読者への配慮の都合上、はっきりと申し上げることは憚られるので、読者諸兄諸姉のご想像にお任せして、「い・イ」のコトタマの〆とするのである。


「憚られる」は「はばかられる」と読むのであるが、墓をあばいて暴れるわけではないのである。

墓をあばいて暴れると、死霊のタタリを受ける前に司法当局のタタリを受けるのである。

ううむ、これ、「コトタマの反応部位」てなテーマは、前代未聞の重大なことに踏み込んでると思うが、こんな調子でこの先大丈夫なのかねしかし。

続く。

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