象気功

気功修練

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回答室


この真言の行き着く先は・・・・
名前:シヴァ   


自在天の真言を普段唱えていますが!

破壊と制圧の衝動にかられます

しかし強烈な行動原理がこの真言にあると思います

この真言は危険なものでしょうか?ドラックみたいな物?

烏摩妃の真言と併用することで、さらに爆発的科学反応が期待できます

象師匠様の素人の支離滅裂な質問かもしれませんがよろしくお願いします!

シヴァの力を昇華させたいと自分は思うのです




お答え
象師匠  
まあ、そーですねえ、漫画やアニメ、小説ではネタとしてマントラなどにとんでもない効果があって、神人になったり、魔界の魔物と対決したり、日本は神の国で、神を呼び起こしてそのチカラで超能力を発揮したりして、大活躍するわけでありますが、あれはあくまでも漫画やアニメ、小説のネタでありますので、象気功を最初からよーく読むとお解りになると思いますがどーやってもそんなことにはまったくなりません。

ヒンドゥーにはシヴァさんを始め、いーろいろな神さんがおられるわけでありますが、いずれにしても大昔のインドのおじさんなんかがおもしろおかしく神話とともにでっちあげたもんでありますので、どのマントラもあなたが日常使用している言葉による身体への影響の延長ですので、「危険なもの」であることはありませんし、「ドラッグみたいな物」でもありませんし、「爆発的科学反応」もぜんぜん期待できませんし、「シヴァの力を昇華」することもぜんぜんありませんので、てきとーに唱えてだいじょーぶなんじゃないでしょーか。

まあ、その神話時代はそのマントラのほとんどが、「その神さんに帰依するといいことがあるかもよ」てな意味であったのでありますが、それが個別に言霊(コトタマ)としての身体への影響で、各臓器なんかが活性化したりして、それに気が付いた大昔のマントラマニアのおっさんなんかが、十三佛なんてことで法として体系化したのが真言密教や、あるいはチベットに伝わってチベット密教なんかとして変化してきたわけです。


それで、あなたが具体的に何を唱えたのか表記がないのでわかりませんが、まあ、たとえば密教の大自在天の「オン・マケイシバラヤ・ソワカ」と唱えたとすると、その真言自体がもとのサンスクリットの発音とはそうとう違うわけであります。

まあ、ローマ字表記ではMahesvaraで日本語カタカナ表記ではマヘーシヴァラであるわけです。

また現在のヒンドゥーのシヴァマントラのインドの発音表記では「Om Tatpurusay Vidmahe Mahadeway Dhimahi Tanno Rudrah
Prachodayat」であるわけです。

しかしこれももちろん実際には古代サンスクリットの発音ではなく、ローマ字であり、それを現在のヒンドゥーのおじさんが発音しても、神話をでっちあげた古代インドのおじさんの発音とは当然違うわけであります。

それで、まあ、前述しましたように、言霊としての影響による体系化は後の話であって、元来がべつに言霊として影響を与えようとして作られたもんでもありませんし、古代インドや中国、チベットの皆さんもべつにあたしみたいな特殊な身体をしてたわけじゃありませんから、たとえばこれを伝えた大昔の大方のみなさんもぜんぜん身体ができてませんので、そのマントラがどこの部位に反応し、影響があるのかなんてことはわかりませんから、聞き伝えでてきとーに変わって、各人、各地域などで本来のものとはそうとう違う場合が多いのであります。


まして、日本に伝わってからは梵語のマントラも日本語カタカナ表記ルビで読むわけですから、本来の古代インドのサンスクリットとは同じわけもないのであります。

ですから、厳密にいうと言霊の身体に対する影響としては、まるで違う部位に影響があり、本来の目的とはぜんぜん違うとんちんかんな作用である場合もあるのであります。

ですが人間は「思い込み」による「脳」の反応が大変大きな精神状態の変化を生みますので、シヴァさんの神話の「破壊、殺戮、恐怖を司る神」なんてことから来る心理的影響で「破壊と制圧の衝動にかられ」ちゃったりするわけです。

まあ、それで、暗示にかかって、「破壊と制圧の衝動にかられ」ちゃって、「破壊と制圧」をなさるのはあなたの自由でありますのでお止めはしませんが、まあ、後がものすごくめんどくさいことになりますので、冷静にご判断いただいて、できればやめた方がよろしいんじゃないでしょうか。

それで、象気功ではその神話や密教、あるいは神道などでおおげさに喧伝されている法とは関係なく、真言や言霊の、あたしの身体で実際に反応する部位、臓器、あるいは身体、脳への影響などを紹介しているわけであります。

「象気功」と「気の悩み相談室」を最初から隅々までよーくお読みいただいて再度ご質問いただきたい。