象気功

気功修練

気の悩み相談室
回答室


呼吸について
名前:なべ   
健康について師匠は、「よく運動し、しっかり睡眠をとり、いい呼吸をし・・・」と言っておられますが、いい呼吸とはどのような呼吸でしょうか?
呼吸法の項目で、呼吸法は深呼吸が基本だが一日中やっていると逆効果と言っておられます。
健康のためにどのような呼吸がいい呼吸なのでしょうか?よろしくお願いします。


お答え
象師匠  
まあ、そうですねえ、健康法については、良く寝て、良く食べて、良く運動する、ということが基本でありますが、まあ、それに加えて、人間は生きている限り「呼吸」をしないといけないわけです。
それで若いうちは、あるいは元気で運動やスポーツができるうちは、呼吸は深くてゆっくりなのでありますが、加齢とともに、あるいは、体力が衰えるとともに呼吸は浅く速くなり、やがて死んじまうわけであります。
ですから、その逆をやれば、つまり、呼吸をゆっくりと深くする習慣をつけると、横隔膜の収縮による内臓への刺激も相まって、からだは若さ、健康、元気の方向へ向くわけです。
あたしの友人の医師も「無理な運動をするより、1日10回から15回ぐらい、ゆっくり深呼吸をする方が健康にはよろしい」と言っておりますし、あたしも経験からその程度の深呼吸を毎日行うことが、心肺機能を衰えさせないということの観点からしてもよろしいと思うわけであります。
しかし、深呼吸がいいからといって、1日何百回もやれば、身体に必要以上の酸素が入ってくるばかりでなく、ご存知のとおり、酸素は老化、疾病の原因といわれる活性酸素の産みの親でありますから、まあ、活性酸素自体は代謝に欠かせないものでありますが、それが必要以上に生産されあまったものは、人間の活性酸素除去能力を上回って、DNAを傷つけたりして、健康には非常に重大な問題が出てくるわけです。
いつも言うことでありますが、ものごとは中庸が肝心ということであります。