象気功
気功修練
気の悩み相談室




緊張とオキシトシン
名前:気功好き   

質問させていただきます。

自分はとても緊張しやすく、レジなどで買い物をするときも赤面したり手が震えたりするので、体全体の気道の開き具合のバランスがかなり上よりだと思います。

この緊張をなんとかしようといろいろ調べてみたところ、脳から分泌されるオキシトシンというホルモンに沈静作用があり、緊張しにくくなることを知りました。

このオキシトシンを盛んに分泌した場合真言を唱えなくても、体の下のほうの気道が開いたりするのでしょうか?





お答え
象師匠   
まあ、そうでねえ、まあ、この掲示板でも何回か同様のご質問にお答えしておりますが、人間は人間誕生以来の生命維持の観点から、自分以外のものにたいして恐怖心をいだくようにできているのであります。

脳がそうなっているのであります。

そうでないと、たとえば、大昔は草原で馬鹿づらして安心してのんきに歩いていたりするといきなりライオンに襲われて食われてしまうわけであります。

また、他人や他の部族なんかを安心して信用して心を許すと、家財や女子供を略奪されて、残りの男どもは一族皆殺しになってしまうのであります。

それがつい最近まで何十万年という単為で続いてきたわけであります。

この恐怖心が緊張の原点であります。

それで現在のようにいきなり殺されることはない時代でも、危険安全に関わらずとにかく知らない他人に対しては恐怖心を持つように脳ができているわけです。

ですから、「レジなどで買い物をするときも赤面したり手が震えたりする」のは原点にこの他人に対する恐怖心が緊張となって現れるわけであります。


オキシトシンはその恐怖心をなくし、他人に対して安心感をいだくホルモンであります。

これはたとえばかわいい子犬や赤ん坊なんかを見たときに放出されるのであります。

母親は授乳の際などに放出されるそうであります。

自分のあかちゃんにいちいち恐怖心をいだいていては子育てもままならないので、脳がそのようになっているわけであります。

また、家族、愛情のホルモンとも言われております。

ただこのオキシトシンが多すぎると他人にたいして恐怖心も疑いも抱かず依頼心が旺盛になって、自立心に欠けたものすごくだまされやすい人になってしまいますのでこれも、まあ、程度の問題ということになるわけです。

まあ、あたしも買い物の際にレジに並ぶとけっこう意味もなく緊張したりしますので、これはべつにあなたが異常とゆーわけでもないと思いますのでだれでもけっこうそうであるとゆーことを認識した上で、緊張をお楽しみいただきたい。

まあ、そんなことはいいとして、「オキシトシンを盛んに分泌した場合真言を唱えなくても、体の下のほうの気道が開いたりするのでしょうか? 」というご質問に関しては、まあ、おそらくオキシトシンスプレーで鼻粘膜からそれを吸収して、その効果を期待するということをおっしゃられていると思われますが、オキシトシンに限らず薬物を吸収しても「体の下の方の気道」は開きません。
気道を開けば、脳に影響があり、おっしゃるように「体の下のほうの気道」を開けば、精神が安定してオキシトシンが放出される効果はあると思いますがその逆は効果としてはありません。
たとえば精神安定剤を飲んでも「体の下のほうの気道」は開きませんので、薬が切れれば元の木阿弥で精神不安定になるのであります。

ご理解いただけましたでしょうか。