象気功

本日の御神託



気功のやりすぎと氣道の炎症


まあ、なんだ、日本や中国や台湾に限らず、健康増進を目的に、お教室、スクール、道場、公園などで、多くの皆さんが気功法のあれこれの練功練習に日々励んでおられるわけである。

ところがこれが、効果結果を焦って過度にやり過ぎると、逆に健康を損なうのである。


氣道が氣の圧力に耐え切れずに炎症を起こして、氣道壁が崩壊してしまうのである。

たとえば、丹田および臍周囲の氣道が炎症を起こした場合には消化器系にいろいろな問題が生じるのである。

その問題は食道から口腔内に及び、口内炎まで引き起こすのである。


氣道の炎症は血管や粘膜の炎症でもあるのである。

それはとりもなおさず細胞の炎症ということである。

昨今の研究では老化の原因は炎症であるとする説が有力であるが、そのことからしても、気功をむやみやたらとお励みになって、やりすぎて氣道に炎症を起こすということは、老化を防止するどころか老化促進にこれでもかと励んでいることになるわけである。


また、炎症はもちろん、それ自体がお病気でもあるわけである。

たとえばどなたもご経験のとおり、前述の口内炎は酷い痛みを伴うわけであるが、これが胃粘膜や腸壁にできた場合を考えれば、炎症自体がお病気であることが理解できるのである。


気功のやりすぎと氣道の炎症、さらに炎症が肝臓だの腎臓だの心臓だの、さらには脳に起きれば、これはもう、「痛ててて」では済まされない事態になるわけである。

臓器に慢性炎症が起き、炎症が繰り返されるとDNAに傷がつき、めでたく癌細胞もご誕生となり、何をしようがあなたの寿命の蝋燭はあっというまに吹き消されてしまうてな、分かりやすい事態になるわけである。


つまり、効果結果を焦って過度に気功法に励んで限界を超えて氣道に圧力をかけることは、意味もなく寿命を縮める行為であるわけである。

一般的に流布されている「気功師は寿命が短い」というのはこのことに関係しているのである。


気功師は氣で施療するわけであるから、普通の人の何倍あるいは何十倍も氣が出ないことにはしょーばいにならんわけである。

しょーばいにならんと、もちろんおまんまの食い上げになって、家族一家が露頭に迷うわけである。


国家の経綸は経済にありというぐらいであるから、その最小単位であるご家庭ももちろん経済状態が安定しないと立ち行かないわけである。

気功師だって自分も含めてご家族の衣食住をなんとかしなければいけないわけである。


つまり、へっぽこな氣しか出ないと、必然的に治療効果がないので、客が来なくなって食事にもことかくありさまになるのである。

そうならないように、気功師は普通の人の何倍あるいは何十倍も氣を氣を出すためには、何倍あるいは何十倍も、毎日、必死で気功法に励まねばならんわけである。


また、患者に氣を送るということは、それ自体が気功法をやってるようなもんである。

そうなると、やり過ぎは当たり前で、それが常態化した生活になるのである。

いわば職業病であるのである。


巷間に流布されてるデマの「気功師は患者に氣を吸い取られる」てなことではなく、気功法のやり過ぎで氣道が炎症を起こして具合が悪くなるのである。

患者に吸い取られて問題が出るような程度の氣の量なら、最初から気功治療師なんかになる能力はないのであるから、即、お辞めになって転職なさればいいのである。


それはともかく、だから、健康でご長寿であるはずの有名な気功関係のセンセーが癌になったり脳梗塞になったりしてあっさりお亡くなりになったりするわけである。

しかし、それに対して、同じように氣の修法修練に励む武術家武道家の場合は、ご長寿の方が多々おられるのである。


たとえば、合気道の植芝盛平翁や沖縄の本部御殿手の上原清吉翁を始めとして、ご長寿の皆さんが枚挙にいとまがないのである。

上原翁に至っては、101歳の大往生である。

武術家の場合はもちろん氣で他人を施療治療しようなんてことはさらさらないし、武術に反映されることが目的であるので、技や筋力体力のトレーニングが優先されるので、氣に関してやり過ぎることがないのである。


他人を施療する気功師と違い、放出する氣の量を増やすことが目的ではないので、気功治療師のように、氣による施療治療も含めて、朝から晩まで、一日中気功法を行うてな、限界を超えて気功法にのめり込むなんてこともないわけである。


だから、武術武道における程度の気功の修練は、健康には大変よろしいわけである。

つまり、何事も過ぎればろくなことがないということであるのである。

当たり前である。


象気功は当たり前のことしか言わないのである。

気功に限らず、たとえば、健康によろしい運動でも、やり過ぎれば筋肉はもとより血管やあちこちの臓器に炎症を起こし、さらには処理能力を超えた過剰な活性酸素を生み出して健康を損ない、寿命を縮めることになるのである。


象気功信者は聞き飽きたと思うが、ものごとは何事も「中庸」を持って最善最良とするのである。

しかし、中庸を守っても、健康に細心の注意留意をしても、事故災難は待ってくれないのである。


食生活その他のあらゆることに気をつけて、健康に最適な運動を適度にしていても、道を歩いていていきなり酔っぱらい運転や居眠りの車に跳ねられておしまいなんてことが多々あるので、意味がないといえばないのである。

事故災難は運次第であるのである。


運が良ければ、なにがしかの都合ができて、その事故が起きるはずの現場に居ないのである。

運が悪いと、その場所に吸い寄せられるようにたどり着いて、見事に撥ね飛ばされてしまうのである。

さて、そこで、象気功メソッドの氣道の拡張による「運気の改善」が必要になってくるわけである。


しかし、その運気改善の効果を焦って、具合が悪くなろうが何だろうが、努力と根性で過度にやると運気云々以前に身体を壊してしまうので、必然的に一日にやる量は限られてくるわけである。

なにごとも、努力や根性という言葉に惑わされるとろくなことはないのである。


とにかく体調が悪くならない程度に行い、それを日々継続することが最善であるのである。

そうなると、その効果を得るためには、何年何十年という時間との追いかけっこになるので、運気改善が先か寿命が先かということになるわけである。


その結果は神のみぞ知るということである。

つまり結論は「神頼み」しかないということになるのである。

だから、氣が溢れて運がいいはずの大物政治家や人気芸能人てな皆さんも、わけのわからない占い師や霊能者や神のお告げと言い張るホラ吹き詐欺師あるいはパ~のおっさんやおばさんに大枚払って騙されているのである。

もちろん、象気功は神のお告げである。

よしなさい。

完。


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