名前:びよーん |
こんばんは、楽しく見させていただいております。
うーん、妙に説得力があり分かりやすい内容なのでナルホド!です。
気功とか興味があるので習ってみようかとか思っていましたが、 やめといた方が無難ということなんですね。
確かに象師匠のおっしゃるとおり、気功や武道の達人とか の逸話を冷静に判断すると、まさに狂人か変態です。
合気道の植芝盛平とか”すごいなー!”とずっと思っとりました。
しかし、彼の逸話を冷静に判断すると・・・
電気が気になって電車に乗れないとか、弟子の家で宿泊中に地下の下水管が気になって寝れないやら、あげくのはてには夜中に飛び起きてネズミに木刀投げつけるわ・・・
単なる過敏症のじじいだったわけですな。
師匠のおっしゃるとおり、ちっとも幸せそうやおまへんな。
やっぱり健全にスポーツしときます。 所詮人間は足腰の筋肉だと勝手に悟りました。
では、これからも楽しみにしております。
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お答え |
象師匠
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ううむ、文章で心意を伝えるのなかなかむずかしい。
まあ、「気功とか興味があるので習ってみようかとか思っていましたが、やめといた方が無難ということ」ではありません。
気功も複式呼吸やゆっくりとした動作で運動と同様の健康効果がありますから、習ってみてもいいと思いますね。
植芝盛平さんは大本教の出口さんのお友達で大本教の実践者でもありましたので、たしかにものすごく気に敏感でありましたが、気で相手を自由にするということは、気に関する武道家は誰でもそーゆーことが前提にあるわけです。
あたしも、相手が攻撃なんかの動作をしただけで、その気を感じて身体が知らないうちに、自分の意思とはぜんぜん関係なく、海老がはじけるように、よける動作をします。
気に関することを始めた最初のころは、自分のこの反応にびっくりしましたが、この反応が最高点に達して相手の気もコントロールできるようになったのが植え芝さんであり、意拳の王郷齋さんなんかなんだなとわかりました。
だから、植芝さんや王さんは剣を持たせても、剣道5段6段を子供扱いしたわけです。
そーゆーわけで、植芝さんは「単なる過敏症のじじいだったわけ」ではなく、「”すごいなー!”」の方でいんじゃないでしょうか。
あたしも含めて気に関することで追求している人はたしかに「ちっとも幸せそう」ではありませんが、でも、結局、あたしも含めてみなさんその幸せじゃない状態が、「この先いったいどうなるんだろう?」とゆー期待でものすごく面白いのであります。
しかし、気で自分も相手も自在にコントロールできるということの裏側にはこの「過敏症のじじい」状態になる危険性が常に存在するわけであります。
それで、植芝さんや王さんのようになるには大変な身体的才能と、とんでもない日々の訓練が必要で、ときにはコントロールできなくなって死んじゃうこともあったりして、毎日がぜんぜん幸せじゃありませんから、あたしは同じやるなら、ものすごく楽しくてものすごく幸せになる普通のスポーツをお薦めするわけであります。 でも、一般のカルチャーなんかでやってる身体運動と複式呼吸を中心とした気功の場合、不幸せになることはまずありませんので心配はいりません。
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Re:
スポーツばんざい |
名前:びよーん |
象師匠さま
真摯にご回答いただき、恐縮です。
よくわかりました。
奥が深いものだということは理解しております。
”過敏症のナカナカのじじい”に訂正しておきます。
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