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腸内フローラ


まあ、なんだ、その、某国営放送の腸内フローラ(腸内細菌叢)についての番組放送以来、あちこちのメディアでかまびすしく腸内フローラについて、あーだこーだと大騒ぎである。

人間の腸内には腸内細菌が数百兆から1000兆個もお住いであるということであるが、研究が始まって数年であるので、わからないことがまだまだ多いと言うことである。

なにしろ人体の細胞が60兆ぐらいであるのに対しての100兆から1000兆であるから、その細菌の皆さんの意志は60兆を凌駕する可能性は十分にあるわけである。

腸内フローラを入れ替える、つまり他人の便を入れることにより、腸内細菌叢の構成が変わり、難病が快癒したり、マウス実験では性格さえも変わるという研究報告もあるのである。

性格か変わるというのは、つまりは腸内細菌叢の都合で、いやもおうもなく、心が変わってしまうということであるわけである。

腸内細菌叢の状態を腸管神経叢が受け取って、それを脳に伝えるてなことであるそうである。

人間の運命は人体の60兆の細胞の意志のみによらず、細菌てな、いってみれば最下等の生命体の意志によって影響されているわけである。

神も仏もあったもんじゃないのである。

病気平癒だの健康成就だの商売繁盛だの家内安全だの縁結びだのとお願いするのは、神社仏閣の本堂本殿拝殿の浄財賽銭箱に100円玉を投げ入れてなむなむするよりも、あなたのうんこさんになむなむしなければならないのである。

うんこさんのご機嫌次第で、あなたの運気は怒涛の変化を止む無くするのである。

なにしろ止む無くであるので、運命はうんこさんによって大きく影響されるわけである。

たとえば、芸術家の才能も、芸能人の才能も、政治家の弁論能力も、財界人の財務能力も、うんこさんの状態により大きく影響されているということである。

弁財天は便財天とするのが正しいかもしれないのである。

天河方面から苦情がくるのである。

それで、まあ、その腸内細菌叢の構成は無菌状態で生まれるときに産道から体内に入ることから始まって、環境により幼児期に構成されて、その構成は一生にわたって変わらんということである。

まあ、だから、基本的に親の腸内細菌叢と酷似した構成になり、あなたがどうあがいても親と大差ない人生を送ることになるわけである。

あなたの人生の行方の決定には、ご先祖様から受け継いだDNAのタタリと幼児期の環境により決定された脳神経細胞の構成と、さらに腸内細菌の構成が加わるわけである。

それで、まあ、腸内細菌の構成が変わらないのはなぜかとゆーと、これは、選ばれた細菌ではない細菌が口腔などから腸内に入ってくると、その増殖を阻む阻止する阻害するということにあるのである。

これは有用不用に関わらず、自分にとっての安全マークがついていない細菌が入ってきた場合はその増殖を邪魔するのである。

つまり、排他的であるのである。

その安全マーク付きの細菌は、生まれる時から幼児期に決定されて、基本的にはその構成が一生にわたって維持されるわけである。

しかし、それはもちろん、その後の食生活や嗜好品や婚姻による夫婦生活その他の生活状態によって、それなりに変化するのであるが、「基本的な構成」は一生にわたって変わらないつーことである。

それがころころ変わっては、どれが身体にとって有用でどれが不要あるいは危険な細菌なのか判断ができなくなってしまうからである。

だから、腸内細菌叢は「変化を嫌う」のである。

つまり、腸内細菌叢は人間の生命維持のためのホメオスタシス・恒常性の根源ということもできるのである。

まあ、細胞の大きさ云々はともかく、人体60兆の細胞よりもはるかに多い100兆から1000兆の腸内細菌の皆さんが、「変わりたくない」とおっしゃられているのであるから、自己啓発だのコーチングだの精神修養だので心を変えようてなことを思っても、朝になればなんのこっちゃで元の木阿弥になるのは、どなたもご経験の通りであるわけである。

人間は脳による思考によって自分の方向性を決めていると勘違いしているわけであるが、その大元・根本は60兆の人体細胞の意志と、100兆から1000兆の腸内細菌の皆さんの意志であるわけである。

あなたが心を作っていると思っている大脳皮質の神経細胞の数は、脳の細胞千数百億のうちのたかだか140億余りであるのである。

さらに思考を司る前頭葉にいたっては、もう、これ、取るに足りない微々たる数である。

大脳皮質による意志は、人体の全細胞60兆の総意の中のほんの一部であるのである。

たとえば、成田からホノルルに旅客機で行くときに、方向性はホノルルに自動操縦であるのである。

しかし途中でひどく気流の悪いときなんかは、機長が瞬時に判断して上昇あるいは下降したり迂回したりして一時的に航路を変えてそれを避けるわけである。

しかし、機体の向かう方向は何がなんでもホノルルである。

脳と体の関係はそれに似ているのである。

人生の方向性は脳も含めた細胞60兆と腸内細菌叢100兆が自動操縦で勝手にやっているのである。

それを140億個の大脳皮質が当面の危機を回避するためにちょこちょこと航路変更をするだけで、全体の方向性はがっちりと自動操縦である。

これが、心で心の方向性を変えることができない根本的な原因である。

自己啓発だのコーチングだの精神修養だのと心で心をなんとかしようてな方法をあれこれ受けた中の数%がたまさかに成功して効果があるように思うが、それはその成功者の細胞と腸内細菌の方向性が元々そのようになっていたということであって、あなたを含めた大多数の不成功者その他大勢のまったく効果のない皆さんにはどーやってもこーやっても効果はないのである。

極めてちょーしの悪い細胞と、極めてちょーしの悪い腸内細菌叢の構成のあなたが、心で心を変えようと思っても、変わる道理がないのである。

あなたの心の方向性を作っているのは、60兆の細胞の意志と、生命維持の原則を以って現状維持をこれでもかと死守しようとする100兆の腸内細菌叢の意志である。

まあ、医学的には、難病などの治療に便を入れ替えるということの治験が行われ、米国では実際に臨床されているわけであるが、これは命の危うい病理あるいは難病に限ることである。

これを、性格を変える、しいては能力を変える、しいては運命を変える、てなことのために行うつーよーなことになると問題が多々出てくるのである。

誰かの便を入れればいいなら簡単ではないかてな、パ~が安易に思いつくようことではないのである。

ものごとは、そう簡単には問屋が卸さないわけである。

たとえば分子生物学による遺伝子操作で人間の運命を操作しようと思っても、倫理上の問題以前に、遺伝子組み換えによる腫瘍の発生その他の副作用などの問題をみれば、とんでもないことになるは予測されるわけである。

同様に、便を入れ替えることにより運命を操作しようと思っても、その便に癌その他の病気の因子を持つ細菌叢が混入される場合もあるわけである。

つまり、数十年あるいは数百年後はともかく、現在のところ、あなたのしょぼい運命を変えるためには、遺伝子操作も腸内細菌叢の入れ替えもできないわけであるから、その範囲内で運命の方向性を決めている「身体」を変えることが必要であるわけである。

そのために神は象気功を顕したのである。

「顕す(あらわす)」は広く知らしめるということである。

なにしろ神である。

最後はそこかよ。

ああ、肛門が痒い。

 精神世界
(2015/06/04)




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