象気功

気功修練

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カタカムナ
名前:ぐわし   
カタカムナという日本語の元になっているものがあるそうです。
像師匠様は、このことについて、何か御存知ありませんでしょうか?


お答え
象師匠  
まあ、そうねえ、あたしの知り合いのダンスのセンセイがタンマイ(炭素埋設)に凝ってて、新しいスタジオ作ったときに、ダンスフロアーの床下に炭を敷き詰めて、天上にも炭をあちこち置いて、えらい費用かけてやってましたが、あいかわらずそのセンセイはアレルギーで鼻水ずるずるで、奥さんも肺の疾患に悩んだりして、炭のアレルギーになったんじゃなかろうかと思うことはあっても、効果があるとは思えないのでありますが、センセイ本人は人が来るたびにタンマイ自慢で得々とタンマイの素晴らしさを説明するわけであります。
まあ、いつも言うことでありますが、いわしの頭もなんとやらで信ずるものは救われるのであります。
このセンセイのタンマイの元はカタカムナであります。
このカタカムナとゆーのは第二次大戦中に物理学者の楢崎皐月とゆーおじさんが、製鉄の研究で製鉄所の建つ土地によって鉄の出来具合が違うと思い込んだところから、地球の電位の研究を始めて、戦後は農地の土地改良の研究をしていたのでありますが、この皐月さんとゆーセンセイはなんでもとにかく思い込む人で、あるとき山の洞窟にこもって研究しておりましたらば、猟師のひらのとーじとゆーおじさんにカタカムナ神社のご神体とゆー巻物を見せられて、それが、皐月さんが満州時代に老子研究の関係者から聞いた、日本の古代に存在したアシア族の言葉のカタカムナであると思い込んで、これを写して研究して解読したところ、このカタカムナ文献には宇宙の成り立ちから、物質の成り立ち、病気の治し方から商人のあり方まで解説されていたと、皐月センセイは言い張っているわけであります。
なにしろ宇宙の成り立ちから商売のやり方までとゆーなにが目的なのかわからないすばらしい文献なわけであります。
それで、このカタカムナは3万年から5万年前に栄えた国でそれがカタカムナ文献として昭和まで伝えられたそーであります。
まあ、それがナンセンスかどーかはおいといて、これ、こじつけがこじつけを呼んで、その後はまたマニアのみなさんの勝手な解釈尾ひれがひらひらついて、カタカムナ人は宇宙から来たエイリアンであるとかムー大陸やアトランティスとともに次元のかなたに消えてしまったとか、炭だマイナスイオンだ風水だ原子だ電子だ素粒子だ高次元だ10次元だとむちゃくちゃな方向に発展して現在に至るわけであります。
まあ、たとえば般若心経なんかもマニアによっては宇宙人が宇宙の成り立ちや世の中の事象を説明するために表したのであると大真面目におっしゃって、それに乗った出版社がご本まで出す始末ですので、古代語に限らず人によって解釈がものすごく違うわけで、この、カタカムナであるとする文献も皐月センセイが物理学者であったところから、物理や数学として解読されたのでありますが、これが原語学者が見つけて解読したらば違う解釈になっていたわけであります。
なにしろ皐月センセイが解読したと言い張ってるものを原典として、なんだか理由はわかりませんが、かわいい女性のお弟子さんを跡継ぎとして指名して、宗教じゃあるまいし、なんで、学者が跡継ぎを指名するのかわかりませんが、とにかく指名して、その女性が後継者とゆーことになって他の男の弟子は怒ってこんなのやーめたとゆーことになりましたが、それでもマニアがそれぞれに勝手な解釈を加えて流布されておりますので実際にはもうなにがなんだかわからないことになっているわけです。
まあ、真偽はともかくとして、この皐月センセイの影響は思い込みの激しいマニアの間ではものすごくて、タンマイもマイナスイオンも磁場も風水もパワーストーンも宇宙エネルギーも、なんだかとにかく最近の怪しいものはほとんどセンセイからの波及なのであります。
すごいっちゃすごいねどうも。


Re: カタカムナ
名前:ぐわし   
像師匠様、詳しい解説ありがとうございます。

私が読んだ本に、カタカムナを大きな声で読めば、
国語力がついてくると書いてあったので
聞いてみました。

なにやら怪しいですね。
止めておきます。