象気功

本日の御神託



神という名の偶然


人間の人生なんてものに、必然性のあるものはなにもないのである。

すべてが偶然により、なるべくしてなり、ならないべくしてならないのである。


誕生の際から、自分で選べない親から偶然に生まれてくるのである。

受精にしてからが、別にあらかじめその日その時その瞬間にしようと誰かが決めたというわけではなく、おとーちゃんが酔っぱらってついその気になった日のその時その瞬間だったりするわけである。


それで、偶然の積み重なりで親になったマヌケな親に育てられれば、あたしやあなたのようなマヌケが出来上がるわけであるが、これ、すべてが偶然の積み重なりの結果であるのである。

それを、ただ偶然と片づけると納得がいかないので、古来より神だの仏だの大いなるものだの宇宙の意志だのといーろいろ言いわけをあれこれ考えて学問だの定説だのまで作ったりしてお楽しみになってきたわけである。


物質の存在自体が、宇宙の始まりの際の物質と反物質のバランスの崩れによる偶然の積み重なりであるのであるから、その結果の成れの果ての途中のあたしらの人生はさらに偶然の積み重なりであるわけである。


いってみれば、偶然が神であるということであるわけであるが、そーいっちゃ身も蓋もないので、霊やテレパシーや念力も物理学で解明されようてな時代になっても、あちこちに教祖だの法王だのなんとかラマだの管主だのを押し立てた組織団体を作って、何もわからなかった古来から、少しはわかってきた現在に至っても、相変わらず政治人心を支配して国を動かし、さらには地域によっては、その言い出しっぺホラ吹きの言ったもん勝ちの口から出まかせの聖典教典教義のせいで大もめにもめて、しまいには神についての考えが違うてなことでおころしあいまでなさったりしてるわけである。


まことに困ったもんであるが、それもこれも偶然の重なり合いであるので、もちろん神のなせるみわざであるのである。

この世のすべてが神のみわざ思し召しという偶然であるわけであるから、あなたの明日はどっちにころぶのかひっくりかえるのかつまずくのか踏みはずすのか落っこちるのかは、誰にも全く予測不能であるわけである。


つまり、どのように言いわけしようが、神は偶然という物理現象であるわけであるから、意志も考えもあるわけもなく、いわばアホの代表であるので、祈っても願ってもお百度を踏んでもいっさいお答えにもお応えにもならんのである。


どんなに命がけで祈っても願っても、ならないときはならないし、なるときはなるのである。

まあ、霊能者だの預言者だの予言者だの占い師だのと言い張るホラ吹きが、ほんのまれに当たるときがあるのであるが、これはもちろん偶然であるのである。


日本の危機である先日の大地震津波の災害を事前に騒さわぎたてたものは、日本はもちろんのこと世界中で皆無であったのを見れば、誰が考えてもこの類いの連中の言うことが単なるホラか詐欺かくるくるの付くぱーのたわごとであるとわかるのであるが、この誰が考えてもわかることがわからんものが世の中にはたーくさんいるので、某べー国ではけーさつ関係者が本気で霊能者と言い張るぱーにお手当てを払ったりしてるてなばかばかしい事態になって、その荒唐無稽な話が人気のテレビドラマにまでなったりしてるのをみると、世の中はそーゆー連中もいるから面白おかしく楽しめるとゆーことであるので、まあ、この世のレジャー費と考えると納得できるわけである。


まあ、ホラ吹き詐欺師くるくるの付くぱーのたわごとはともかくとして、どーにもこーにもならない絶望の淵に立たされた者は、あるわけもない神の意志を信ずることにより、それなりに救われる場合もあるのであるから、神という名の偶然もなかなかおつなもんであるのであることを無碍に否定はしないのはゆーまでもないことであるのである。

ううむ、まいどのことながら、サイトの目的がわからん。

神のお告げだからしょーがないのである。

完。

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