象気功
会陰メソッド


会陰メソッド実践

尾骶骨の氣道を密封する


本日のお題は「尾骶骨の氣道を密封する」である。

どんどんマニアックな領域に入り込んで、初心者にはなんのことやらわからんかもしれんのをご承知の助で怒涛の解説を試みるわけである。

尾骶骨の氣道というのは、尾骶骨から背骨を通って頭頂部あるいは百会までの、後正中線あるいは後背部あるいは督脈の氣道である。


尾骶骨の氣の穴を意識で締めると、この氣道の最大の氣の放出口あるいは放射口あるいは漏れ口が締まるために、この氣道の氣圧が上がるわけである。

しかし、氣道にはいわばナノ単位の氣の穴が数知れず存在し、そこから微妙微細多少に関わらず常に氣が漏れているのである。

その量は数万あるいは数億あるいは素粒子の数だけといってもいいぐらいの微細のものが、言ってみれば無限にあるわけである。


まあ、語弊はあるが、氣道の壁はナノ単位の網目状であるわけである。

たとえると、ゴム風船に空気を入れても、時間の経過でどんどんしぼんでしまうのであるが、それは、ゴム風船に微細な穴があるためにそこから微量のっ空気がどんどん漏れていることと同様であるのである。

このように、氣道にはナノ単位の微細な氣の穴が無数にあるので、尾骶骨の氣の穴を締め、あるいは縮小しても、氣はそれなりにどんどん漏れているのである。


もちろん、そのことにより、氣道の氣圧を正常に保つという身体の機能であるわけであるが、その氣の穴の締りが適切であれば問題はないとしても、そうではないもの、あるいは疾病疾患などによる炎症で氣道の穴が空いているものは、氣道全体から氣がだだ漏れしているのである。

会陰メソッドの目的は氣道の瓶詰め状態を作り出すことであるので、その氣道の微細な穴の漏れや、炎症による氣道の穴のからの漏れを無くすことが必要である。

まあ、炎症による氣道の穴は、その場で締めたからと言ってすぐ締まるということではないが、それもこれも含めて瓶詰状態を作り出すのである。


それで、氣道の微細な氣の穴も含めて、氣道の氣の穴全てを意識で締めるわけである。

もちろん、最大レベルの氣の放出口のひとつである尾骶骨の氣の穴を締めて、さらに縮小することが先決問題であるので、それを前提として、尾骶骨から背骨を通って頭頂部までの氣道全体のナノ単位の微細な氣の穴を締めるわけである。

網目状の壁をガラス状にしてしまうのである。

微細なナノ単位の氣の穴も含めて、氣道の氣の穴を全て締めてしまうのである。


そのことにより後ろ正中線の氣道を密封状態あるいは瓶詰め状態にするのである。

まあ、氣感のあるものは、氣道の表面を締めるという感覚である。

氣感のないものも、イメージで氣道の表面を締めて、びん詰状態を作り出すという感覚である。

ううむ、これはどう説明しても正確に伝わるとは思えんが、まあ、とにかく、背骨の氣道全体の氣の穴を締めるわけである。


最も大きな氣道であり、最も大きな氣の総量を持つ氣道である背骨の氣道の漏れを無くすということは、そこから枝分かれした氣道に圧力が懸かるということであり、その先の毛細氣道にも圧力が懸かるということである。

つまり、全身の氣道の氣圧が上がるということである。

これは、氣感があれば、この時の背骨の氣道の密封状態あるいは瓶詰め状態を実感として感じることができるのであるが、氣感がないものはさっぱりどうなってるのかわからない場合もあるのである。

しかし、そのイメージを持てば、氣道はそれなりに密封されるので、それなりに効果があるのである。

つーことで、尾骶骨の氣道の瓶詰め密封状態が完了した人も、なんのことかさっぱり理解できなくて、あいかわらず氣道がザル状の人も、会陰メソッド究極段階はさらに急角度で上昇して天界極楽の光を受ける次回をめまいくらくらのまま待て。

続く。

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