象気功
会陰メソッド


会陰メソッド実践

会陰の氣の穴を縮小する


ううむ、先日の秋の軽井沢方面観光物見遊山のおかげで何を書こうとしていたのかすっかり忘れてしまったのであるが、それが徐々に忘却の彼方からかすかに見えてきたので、本編の続きに戻るのである。

ものごとには順序というものがあるので、基本を抑えてから段階を踏んでカリキュラムを行うことが、技術を習得する速道であるのである。


気功法においては、習得を急ぐあまり基本を疎かにすると、偏差ばかりが先行して、できるものもできなくなる場合もあるのである。

会陰メソッドにおける基本は尾骶骨の氣の穴の縮小であり、それが習得できたら、次の段階として会陰の氣の穴の縮小である。

つーことで、当然と言えば当然であるが、尾骶骨の氣の穴を縮小できるのと同様に会陰の氣の穴も縮小できるわけである。

縮小するには、もちろん象気功スペシャルスキルの「締めっぱなし」である。


これはまあ、やってみればわかるのであるが、会陰メソッドの基本中の基本である尾骶骨の氣の穴の意識による「締めっぱなし」をこれでもかと継続すると、人によって時間や大小の違いはあれ、必ず尾骶骨の氣の穴の大きさ自体が縮小するのである。

氣の穴の「縮小」に至ると、締めることを意識していない時や、たとえ睡眠時でも氣の穴を意識で締めている状態になるのである。

まあ、氣の穴の縮小は、意識して締めている状態よりは弱い締まり方であるのであるが、基本的な氣の穴の大きさ自体がそれまでよりも小さくなるので、だだ漏れでお困りの皆さんは、睡眠時であっても、それなりに氣道の氣圧が保てるようになるのである。


尾骶骨の氣の穴を縮小できたものは、次の段階として、尾骶骨と並ぶ最大レベルの氣の漏れ口である会陰の氣の穴を縮小するわけである。

勘違いしてはいけないが、尾骶骨にしても会陰にしても、完全に氣の穴を閉じることができるということではないのである。

どんなに締めてもそれなりに漏れるようにできているのである。

言わば、閉塞ではなく、狭窄である。

漏れが「完全に無くなる」ということではなく、「少なくなる」と言うことである。


それは波動であるからである。

ここがね、なかなか理解し難いところであるが、氣の穴はいくら意識で締めても完全に閉じることはないのである。

氣の穴はいわば波動の放射口であるので、その放射面が小さくなるということであって、水道の栓のようにピタリと閉め切るということではないのである。

どんなに締めても、放射口の放射面が小さくなるということであるので、それなりに波動が放射あるいは放出されるわけである。


ううむ、これでわかるとは思えんが、なにしろものが「氣」であるだけに、氣がわからないものには、何に例えてもわかりにくいのである。

まあ、とにもかくにも、会陰メソッドにおける氣の漏れ口の二大器官としての尾骶骨と会陰の氣の穴を縮小すれば、それだけで氣道の氣圧は大きく高まり、自然治癒力が向上あるいは回復し、健康状態が宜しい方向に向かうのである。

人生は何はなくとも健康状態の如何が最重要問題である。

その回復の鍵は尾骶骨と会陰の氣の穴の縮小であるのである。


その縮小のためには「締めっぱなし」をこれでもかと継続することである。

もちろん、会陰メソッドは意識で締めるだけであるので、時間も場所も選ばず「手間もかからず金もかからず元手もいらず」である。

こんな良いものを試さない手はないわけであるが、そこがね、神のみこころは奥が深すぎるというのか不公平というのか身勝手というのか、象気功に出会わず会陰メソッドを知ることがなければ、治るはずの患者は治ることもなく、人生の落伍者はそのまま地獄の底を徘徊しておっちんじまうということになるのである。


さてさて、この世の最底辺で喘ぐ思い宿業を背負って疲弊した衆生を救うべく現された会陰メソッドに出会った幸運の象気功信徒各位は、尾骶骨と会陰の氣の穴を縮小することに全力を傾倒して、明日の日本の将来も世界平和実現も放っといて、とりあえず自分の健康回復・体力気力回復が成就されなければ何も始まらないという象気功教義を世に知らしむべく布教活動に専念して次回の更新を待て。

続く。


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