象気功

気功修練

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回答室


「あびらうんけん」と「ばさらだとばん」の違い
名前:修験者見習い中   
象師匠サマ
七福神のご真言を探していたらたどり着きました。
読めば読むほど納得です。
私、修験者を目指して某寺院にて修行中なのですがそろそろご真言も
それっぽくなってきた所で色々体内での気の動きを体験しつつある今日この頃なのでありますが、金剛大日如来呪の「ばざらだとばん」もやはり心臓なのでしょうか?
また「あびらうんけん」との違いはどのようなものなのでしょうか?
おぼろげに左心室右心室とか静脈動脈そんな気もしますが・・・?

諸真言の組み立てで、最初に大日呪を唱えるのはまず心臓機能を高める
そして必要に応じた真言を唱えるといった願主によって処方箋も作れそうですね
参考にさせていただきます。


お答え
象師匠   
「オン・アビラウンケン」は象気功の「大日如来」「大日如来2」で解説しておりますとおり、おもに心臓の部位を開くのであります。
それで、この心臓にはICNシステムという脳に似た神経組織があることが最近の研究でわかっております。
この第二の脳ともいうべきICNシステムは、相談室や「七福神」の「恵比寿」などでも何度か解説しておりますが、人間が危機に陥った時などに頭部の脳の指示を仰がずに独自に反応して瞬時に脈拍数を上げて危機に対応したりする、生命維持に大変重要なシステムであるわけです。
また、このシステムは生命維持のために、ものごとの方向性を掴む洞察力を喚起するのであります。
つまり、感がよくなるのであります。
また、感情にも大きな影響を与えるのであります。
大昔の人が「胸に手をあてて考える」と言ったのは実に的を得た表現であったわけです。
それで「オン・バザラダト・バン」の場合はおもに臍の周囲のあたりに影響があります。
この周囲は腹部神経そうと自律神経系の集まりの太陽神経そうに影響を与えます。
まあ、臍は人体の中心でありますので、金剛界では宇宙の中心である大日如来であるとしているわけであります。
また、心臓も人体の中心のひとつでありますので、十三佛ではやはり大日如来としているわけであります。