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名前:たろー |
はじめまして。 非常に興味深いお話を提供して頂きありがとうございます。
早速ですが、虚空蔵真言100万回の件なんですが、ネットを彷徨ってると一日一万回×100日で100万回なんてのも目にします。
それなら時間的にも可能かなぁ~なんて思いまして、、、一日一万回でもヘタレの私には無理ですが、そのくらいの覚悟で唱えないとだめなんでしょうか?
それをやれば効果がある!なんて言われれば、やってみようかな~なんて思うかもしれないので更新の件も併せ宜しくお願い致します。
あと、以前から真言はサンスクリットの方が効き目があるかも?とか勝手に思い込んで「オーン アモガ ヴァイロチャナ マハームドラ マニ パドマ ジヴァラ プラヴァリタヤ フーン」なんてやっていた訳ですが、日本人には骨格等の関係とかで「オン アボキャ、、、」の方が合ってるのでしょうか?
この情報を読ませて頂いてからはそんな気がしています。
それから、チベットの聲明とか楽器音も同じような効果がありますか?
楽しみにしていますので、今後とも貴重な情報を宜しくお願い致します。
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お答え |
象師匠 |
真言100万回については虚空蔵菩薩4<求聞持聡明法実践編>にて解説いたしますのでお楽しみにお待ちください。
それで、まあ、サンスクリットはインド亜大陸(インド半島)において古代インドを中心とした国々で公用語として使われていた言語であります。
「虚空蔵菩薩」の章の中で紹介した、アジアで一番優秀な脳味噌のタイのおにーさんはパーリ語サンスクリットでお釈迦様の一生を表わしたお経を毎日読んでいたそうであります。
まあ、正確にはパーリ語はサンスクリットではないのでありますが、大乗仏教でサンスクリット語が多用されたのに対し、パーリ語は上座部仏教(仏教の分類のひとつ)を布教するときに口語(プラークリット)の方が布教しやすいということで用いられたそうであります。
それでお兄さんはパーリ語サンスクリットを理解できるんだそうであります。
まあ、そんなことはどーでもいいのでありますが、このように、紀元前にサンスクリットで作られた真言を、中国人が聞いてその発音を中国語にあてはめて、漢字表記したり、チベットに伝わってチベット仏教になったり、ヨーロッパ人が聞いてその発音をローマ字表記したりしたものが、いろいろな経緯を経て日本に伝わってきておりますので、本来の発音がどれであるかは、古代サンスクリットを話せるインドの人なんかに聞いてみないとわからないわけであります。
ですから、「オーン アモガ ヴァイロチャナ マハームドラ マニ パドマ ジヴァラ プラヴァリタヤ フーン」も「オン・アボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラ・マニ・ハンドマ・ハラバリタヤ・ウン」も実際に古代サンスクリットにどちらが近いのかは、なんとも言えないところなのであります。
これは日本人の骨格とはなんの関係もないのであります。
伝わり方の問題であります。
それを聞いた人の国や言語の違いで、人によってそう聞こえてそれをまた伝え聞いて日本語にしたのでとこーなったということであります。
ですから、「オーン アモガ ヴァイロチャナ マハームドラ マニ パドマ ジヴァラ プラヴァリタヤ フーン」も日本語の発音に当てはめてカタカナ表記をしているわけでありますので、実際の古代サンスクリットの発音どおなじはずもないのでありますから、結論から言うと、どっちでもたいしてかわりはないということであります。
それで、その効果も、これは本来、「アモガ(不空成就如来)ヴァイロチャナ(大日如来) マハームドラ(阿しゅく如来) マニ(宝生如来) パドマ(阿弥陀如来)に帰依しなさいよねえあんた、すると、とってもいいことがあるかもよ」てな意味でありますから、つまり、仏さんの名前が主体で意味を中心としたものでありますので、これでどこかが開くとかいうものではないのでありますが、これは、不動明王の真言と同じように気を下げる効果が絶大であります。
それで、実際にはどちらの真言もいわば「聞きなし」による違いでありますので、効果にたいした違いはありませんのでお好きな方を唱えて問題はありません。
それで、「チベットの聲明とか楽器音」については、それを専門に朝から晩まで喚いたり演奏したりしているチベットの僧侶の皆さんも、真言密教で朝晩の勤行で真言をわめいいてる日本の僧侶の皆さんも、べつにたいしたことになっている人はいませんので、それを聞いたみなさんがたいしたことになるとも思えませんので、過剰な期待はいかがなものかと思いますが、まあ、いずれにしても言葉は言霊(コトタマ)でありますので、それなりに影響はありますから、楽しんでいただきたい。
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Re: 虚空蔵真言100万回 |
名前:たろー |
早速の「お答え」ありがとうございました。
おかげさまで何か肩の荷がおりました。
これからも日本語もカタカナサンスクリットも「良い加減」で楽しもうと思います。
続編を楽しみにしていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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