stray notes 07/2004
07/05/2004
あまりに汗が噴き出すのでコンビニで男性用のFacial Paperなるものを買うも、むかしカーセンサーの付録にあった洗車用のペーパータオルのごとく。男の肌をなめとる。
忘れていた、思い出しておかなくてはならない過去の自分の言葉。―いくら陰鬱な内面でも、表面を陰鬱に見せない努力をしないのは怠慢でしかない。
ちかごろ(設計のため)あまりに陰鬱でこれを忘れてました。彼女にも友達にも先輩にもいろいろ迷惑掛けました。タフにならねば。
07/04/2004
ようやくプロセス設計が終わった。いやはやしんどかった。あの追いつめられっぷりは自己記録でした。
プロセス設計とは化工専攻の4回生が研究室ごとに2〜3人のグループを組み、今まで習った単位操作の知識を組み合わせて実際に具体的に化学プラントを設計する演習です。
研究室によっては(反応工学の研究室や、プロセスシステムの研究室は)、卒論並に力を入れて研究室を挙げて取り組むようですが、うちの研究室では結構放置プレイ。定期的に中間発表もないし、ノウハウの伝授もあまりなく、教授、助教授はこちらが質問をしないかぎり設計内容にあまり口を挟んでこない。どちらがいいかというのは微妙です。あるていど工学的常識を身につけている人が早い段階で見ていてくれたら気づけた問題点に、締め切り直前に気づいて死ぬほどつらい思いを味わったのは放置プレイのせい。習った知識じゃどうしようもない部分があります。実プラントをいくつも見たことがある人が持つ、スケールの感覚(反応器サイズや運転条件)なんて学部4回のひよっこには解らないわけで、式の上でクリアならOKとしてしまう。けど僕は時間的な拘束を受けて頑張れるタイプでもないし、まぁここで良かったかなと。
後輩のために備忘録
・テーマ選びは非常に重要。反応器設計に必要なデータを集めるのは本気でつらい。テーマ提出の段階では何処まで詳しいデータが必要なのかピンと来ていなかったが、実際やり始めると解らないことだらけで1ヶ月は論文検索に明け暮れる羽目に。五里霧中で精神的に非常につらい。
・試験問題などでは無視しがちな流動における圧力損失も考慮した方がベター。後で気付くとしんどい。最初から考慮に入れるべし。
・分離の際に必要な熱媒体のコストが意外と重要。蒸留塔の設計ではコンデンサー温度やリボイラー温度は何も考えなくてもシミュレータで求まるが、そんな温度に加熱/冷却が可能とは限らない。
・未反応物を分離してリサイクル流れとして原料流れと合流し反応器に入れる場合、パージを用意していても、反応器入り口では原料よりも不純物の濃度が高くなる。
・熱交換ネットワークの構築をたかがTQ線図と侮るなかれ。TQ線図の作図による最適化は決して難しくないが、与熱流体・受熱流体の数にたいして作業量は線形的な相関をとらず、指数関数的に跳ね上がる。また、熱交換器によって授受される熱量があれとこれでは絶対値はどちらも充分大きいのに比較したらオーダーが全然違うてなことになったら作図では細かいところが読みとれないから数値で扱わないといけなくなる。かなりもどかしい。
次は院試。もう願書締め切り間近。
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