since 2001.8.22



 Polypterus retropinnis
   ポリプテルス・レトロピンニス




DATA

コンゴ川、オゴゥエ川、アリマ川、トゥンバ湖などに分布

側線鱗数 56〜59 周辺鱗数 32〜38 背中線鱗数 28〜37

体長 35cm

販売名 ポーリー、コンギカスSP、レトロピンニス




今一番入手しにくいポリプテルス、探しても見つからないとの声を良く聞く。

年間を通して数便しか輸入がなく、またその数も非常に少なく

1回の輸入で少ない時は数匹、多くても20〜30匹程しか入荷がない。

昔は人気がなかったものだが、居なければ欲しいという心理もあると思うが非常に人気?がある。

1983年に初入荷し、当初は「SP」での販売、その後販売名を変えながらコンギカスSP、ポーリー

現在のレトロピンニスに至る。

その名残があり最近では少ないが、未だ販売名に昔の名称が使われる事があるので注意。

また、ビュティコファリをレトロピンニスの販売名で売られている場合がありますが、

問屋のインボイスもそのような記載になっており、どうやら現地のインボイスそのままで卸している事が

原因のひとつ。

また、10年ほど前にはレトロピンニスは上記で書いたコンギカスSPもしくはポーリーの販売名で流通し

ビュティコファリは、ローウェイまたは問題のレトロピンニスでの販売名で流通していた事があり、

この時の混迷が未だ尾を引いていると思われます。

詳しいショップならばそのままの名称で販売することもないでしょうが、詳しくない?ショップだと

そのままのインボイスで販売してしますので注意が必要ですが、その前にポリプテルスの種類を

しっかり見定める目を養っておきたいものだ。



本種は、ポリプテルスの中最小種になり最大でも35cm前後にしかならず、成長も遅い。

比較的物怖じしない性格で、泳ぎもノンビリし中層〜上層を泳いで居る事もあり調子が悪いのでは?

と、他の種では考えるがレトロピンニスに限ってはそのような行動がみられる。

特徴としては、背鰭が後方に寄って居る事、胸鰭に黒斑がある事、腹側との境界が横から見てわからない事

上唇の上鼻管より口元にかけて黒いラインが入る、白目の部分が赤いなどの特徴がある。

体色は、黒褐色、茶褐色、薄茶で一般的には下側で分かれるようなバンドを持つが、

まだら模様や殆どバンドがないものも存在し、非常にバリエーション豊かである。

また、状態良く飼い込めば全身に深い緑変がみられ非常に綺麗。

現地での食性の報告によると、枯れた植物の葉、エビ、小魚、昆虫、ユスリカの幼虫など

さまざまなものを食しているようである。

飼育においては、なんでも良く食べ人口飼料にも慣れ易い。






D's room Graphic collection

撮り溜めていた画像を公開します。

今後も良い画像があれば掲載していく予定です。

また、このサイトを閲覧している方で、自慢の個体を載せて頂ける方がおりましたら

polypterus@pc.117.cx までDM頂ければ幸いです。