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DATA

トゥルカナ湖、チャド湖、ナイル川流域、オモ川

側線鱗数 63〜70 周辺鱗数 46〜54 背中線鱗数 11〜16

体長 100cm以上か

販売名 ビキール・ビキール ナイルビチャー





1988年五十嵐氏がトゥルカナ湖周辺にて捕獲調査し残念ながら国内に持ち込まなかったが、

画像が紹介され大きな衝撃を覚えてから十数年・・・

古代魚総覧の画像や某老舗にて写真を拝見させて頂くぐらいしかお目にかかれなかったビキール・ビキールが

2002年末、五十嵐氏2度目の現地調査を終え帰国。

この時9匹のビキール・ビキールを持ち帰り雑誌の記事を読み興奮したのを今でも覚えている。

そして2003年爬虫類などの問屋として有名なレップジャパンが初のコマーシャルベースで21匹を輸入、販売。

夢のようなコマーシャルベースでのビキール・ビキール入荷だったが、卸値で1cm1万などと非常に高価との

話も出てきてマニア達はため息しかでなかった・・・

過去を振り返るとエンドリケリー、コンギクスなども初入荷時はかなり高額だったが、

年月が過ぎ輸入量もおおくなり、近年では普通に買える値段になった。

また、ビキール・ビキールも数年後には我々の手の届く所に来る事を切に願う。

ポリプについてに記載しているが、ナポレオンのエジプト遠征にてジョフロア・サン=チレールによって、

初めて発見されたポリプテルスがこのビキール・ビキールだ。

この時ナイル川での採取だったが、現在はアスワンハイダムの建造などにより皆無のようだ。

現在輸入された個体は、五十嵐氏、レップジャパンともトゥルカナ湖にて捕獲された個体のようで、

採取地も私が知っている話では、殆ど同じ場所らしい。


 貴重な入荷時の画像


ポリプテルスの最大種、背鰭も最多のMAX19枚が知られている。

私自身、コマーシャルベースの最大長個体を見たが、デカイ胴長のラプラディ?が第一印象。

各パーツを見ていくと顔は長く厚く、体型も骨太でゴツイ。

ただ、これは大型個体を見た感じなので、ラプラディの良く見かけるサイズ40cm程の個体がいれば、

2匹並べて比べて見たいものである。

また、最近インボイスビキールにて入荷の個体があるが、この個体をまれにビキール・ビキールとの

表記で販売している店があるので注意。

もっと酷いのが30cm程のラプラディをビキール・ビキールとして販売しているという報告もあった。


最後にこの貴重な3枚の画像を提供して頂いた東山氏に感謝したい。






2004年・・・

一人のマニアがアフリカの地に立った。

そのマニアは自分の目で泳いでいる姿を自分の目で確かめ、水の中に自ら入り捕獲

そして十数本のビキール・ビキールを連れ帰り帰国。

その個体達の一部を紹介します。

今まで入荷してきた湖産ではなく、国内初となる河川産。


詳細は出せませんが、この画像で感じてください。

ご協力頂きまた、いろいろなお話を聞かせて頂いたT氏に感謝致します。