SVA地域活動者の集い、地域活動者会議開かれる

 11月2〜4日の3日間、渋谷のウイメンズプラザでSVA会員・地域活動者の集いと地域活動者会議が開催されました。SVA東京市民ネットワークからは2名が参加しました。
 以下は3日と4日に参加したIさんの感想です。


○「セカンドハンド」

 2、3日が地域活動者の集いで、ワークショップや講演などが行われました。この中で「セカンドハンド」というリサイクルショップの話がありました。これはイギリスのオックスファムというNGOがやっているリサイクルショップを参考に日本で初めてつくられたお店です。始められたのは新田恭子さんというフリーのアナウンサーの方で、四国の高松で始められました。

 このリサイクルショップの仕組みは、いろんな方からいらなくなった衣類などを無料で引き取って、それを安く販売し、その売り上げをカンボジアに本を送るための資金などにするというものです。非常にシンプルかつ合理的な仕組みなのに、新田さん自身も驚いたことに日本で初めてできたということです。

 またここの特徴は、すべて主婦や学生などのボランティアによって運営されているということと、ほどんど経費がかからずに運営しているということです。また始めたきっかけと新田さんのやる気と行動力も非常に興味深いものがあります。そもそも始めたきっかけは、カンボジアを旅行した時に友達になった人に本を送ってあげようと思い、なんとか資金集めをしようと思ったとき、昔旅行したイギリスでオックスファムのリサイクルショップのユニークな仕組みを知っていたことがあり、同じようなことを日本してみようと思ったことということです。そして顔が広いこともあり、多くの友人から使わなくなったものを集め、またビルの使っていない店舗を交渉して無料で貸してもらったりして始めたそうです。そしてそこから輪が広がり多くのボランティアが集まり、一緒に店番から運営までをこなし、全国から整理しきれないほどの品物が送られてくるということです。

○「地域活動者会議」

 11月4日には地域活動者会議というのが開かれました。これはSVAの地域支援グループなどが集まり、SVAの法人化にあたり地域活動者の位置づけを明確にするとともに今後のSVAとのよい関係作りを模索するための話し合いをするといったものでした。

 詳しい内容はここでは省略させていただきますが、ぼく自身が参加して普段なかなか会うことができない地方の活動者の人にあっていろいろな話ができました。それぞれのグループの活動内容などの意見を交換し問題や今後の方向性などいろいろな話をし、アドバイスをいただいたりととても有意義な場で、またこのような話ができる場を設けられたらなと思いました。

 そもそも東京市民ネットワークも個人個人のボランティアがまた話ができる場がほしいなという素朴な思いから始まったことなど思い出し、これからも東京市民ネットワークの活動がますます充実するようがんばろうと思った一日でした。


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