SVA東京市民ネットワークNEWS LETTER「里程標」第4号

タイ語サークル「サワッディー」

西大路有紀子

 私たちは、練馬のタイ語のサークル「サワッディー」です。毎週火曜日の夜2時間、タイ語の勉強をしています。

 きっかけは、昨年、練馬公民館主催の成人学級「タイ語講座」に応募した事に始まりました。定員40名に対して、多数の応募が有り、約2倍の難関を突破して選ばれました。なんと、夫婦で応募して、二人とも当たってしまったので、夜、小さな子供2人に留守番させる訳にもいかず、頼み込んで子連れの参加となりました。

 タイに行ってみたいから、タイ料理が好きだから、仕事で赴任するかもしれないから、タイ語を習うきっかけは様々でしたが、テキストを渡されて、いきなりタイ文字の勉強から始まった時には、皆一様に面食らいました。訳の分からない模様にしか見えないタイ文字を読めて、書けるように勉強をしましょうと言われたって・・・・。会話が少しできるようになったらいいな・・・、と軽い気持ちで応募したのに、しまったー!と思ったときは、遅すぎました。10回の講座の内、前半の5回で、タイ文字の母音、子音を習い、5つの声調と決まりごとを、嵐のようなスピードで教えていただいても、茫然自失。「あれっ?どうして私がタイ語を習っているんだろう・・・英語だって落ちこぼれて、会話の一つもできないのに・・・」と後悔することしきりでしたが、後半5回の会話も、カタカナで書かれた発音をたよりに、なんとか最後まで続けることができました。

 たった10回の講座では、何にも分からないままで終わってしまって、もったいない。大変だけど、もう少しがんばってみたい。そう思う人たちが集まって、自主的なサークルとして、勉強を続けていく事になりました。残ったメンバーは、十数名。会社員、OL、主婦etc、年齢も様々です。講師は、幸いな事に、日タイ経済協力協会講師の上原みどり子先生が、続けて見てくださることになりました。自主サークルなんだから、のんびりゆっくりやっていきましょうと、先生にペースダウンをお願いしました。勉強会も10回でワンサイクル、講師料を参加人数で頭割りしました。10回終わって、夏休み。年末年始は忙しいからお休みにして・・・と無理の無いようにやってきました。それでも、お仕事が忙しかったり、引っ越しなどで、メンバーが少しずつ、減ってきてしまったのは、なんとも残念です。

 テキストの「タイ語エクスプレス」をやっと終わらせて、次の「プリヤーのタイ語会話」に移る頃には、なんとかタイ文字も分かり、声調も飲み込めてきました。でも、単語力はまだまだで、タイに行っても、とてもとても会話できるとまではいきません。
ここまで、子連れで続けてこれたのは、やっぱりタイが大好きだから、いつかは、タイの人たちと楽しくおしゃべりをしたいという、夢があるからだと思います。そして、なにより、「サワッディー」のみんなのアットホームな暖かさと楽しさが好きだから。また、タイに2度も留学して、タイ語もタイの事情も、大変詳しい上原先生が、私のようなできの悪い生徒を見捨てずに、やさしく根気よく教えてくださったからだと思います。

 「サワッディー」に入ると赤ちゃんができるというジンクスがあるのかないのか・・・・、実は、上原先生も途中タイ人のアン先生に代講を頼んで、男のお子さんを出産されました。ただ今、産休中のメンバー2人。そして、なんと私までが赤ちゃんを授かり、来年3月(もう臨月です!)から、産休を頂くことになりました。おめでたい事なのですが、メンバーがさびしくなってきてしまいました。「まいるすとーん」の読者の方で、いっしょにタイ語を勉強する方は、いらっしゃいませんか? 参加資格は、とにかく、タイが好きな事。そして、タイ文字が少し読めて書ける事です。(2004年6月24日注:サワッディーの参加者募集は中止しています。
タイ語の勉強だけではなく、タイ料理が大好きなみんなは、時々、練馬駅北口のタイ料理の店「チャタイ」に集まって、料理とおしゃべりを楽しんでいます。そして、いつかはみんなでタイへ行って、本場のおいしいおいしいタイ料理をわいわい食べたいね、と話しています。その頃には、みんなのタイ語も、きっと上達していることでしょう。


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