SVA東京市民ネットワークNEWS LETTER「里程標」第3号

ある日のタイ料理を食べる会の料理紹介

A.トム・ヤム・タレー(辛くて酸っぱい海鮮スープ)

 タイ料理の定番。普通は「トム・ヤム・クン」、クンとはタイ語でエビなのでエビ入りスープなのですが、今回は豪華にシーフードスープとしました。ちなみに「タレー」とは「海」というタイ語です。
 スープのだしは、カー(タイしょうが)、タックライ(レモングラス)、バイ・マックルー(こんぶみかんの葉)、パクチーの根(香菜)をベースにナムプラー(タイ醤油・・・魚醤)、マナオ(タイレモン)、砂糖で味を整えています。ピッキヌー(タイの青唐辛子)は好みですが、普通は結構辛いものです。
具は、エビ、イカ、魚、川魚、鶏肉など何でもありです。

B.ヤム・ウン・セン(春雨サラダ)

 タイのサラダはどれも辛い食べ物です。材料は何でもOK、すぐサラダになってしまいます。ポイントはナムプラー、マナオのドレッシングで、これさえあればあとは何とかなるというのがタイサラダなのです。

C.パッタイ(ビーフン炒め)

 タイのビーフンは中国産とは違って、むしろ「きしめん」的な麺です。米粉100%で、極細・中細・中間・極太の4種類があります。
食べ方は、汁麺・かけ麺・炒め麺・あんかけ麺の4通りあり、さらに、豚・鶏・あひる・つみれ・エビ・イカなどの具を選択することが出来、何度食べても飽きないし、店によって全部味が違っていて、美味しい店を探すのが楽しみです。
 パッタイは、タイ風焼きそばの代表ですが、ピーナッツ、ナムプラー、モヤシ、ニラがうまくミックスして、たいへん食べやすい一品です。麺類は全く辛くないので、辛味が苦手な人やお子さんでも食べられます。

D.パッパク(野菜炒め)

 有り合わせの野菜で手軽に作れるタイ家庭料理の定番です。豚か鶏肉を使った肉入り野菜炒めですが、地方に行くと川魚とかカエルとかトカゲやさらにはアルマジロとかを使ったりしており、その場合にはにんにく、胡椒の実、各種ハーブなどを入れ、激辛炒めとなります。
 今日は、オイスターソースとタイ大豆醤油なども使ってコクを出してみました。

E.タピオカ入りランプータン

 ココナッツ・ミルクをふんだんに使ったさっぱりデザートです。本当は豊富なタイのフルーツをそのまま食べるのが一番安いし、美味しいのですが、日本には冷凍で高いものしか輸入されていません。タピオカはキャツサバという芋のデンプンを乾燥させたものです。


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