SVA東京市民ネットワークNEWS LETTER「里程標」第18号

あおぞらいち フリーマーケット
地域に開かれた精神病院を目指す試み

 世田谷区の松沢病院の松沢分室・文化厚生部を中心に、99年11月21日に第2回フリーマーケットが開催されました。

 フリーマーケットの目的は、

  1. 限りある資源をリサイクルして活用する
  2. 退院する、または退院した方々に安く生活用品を提供する
  3. 地域の人と当事者、職員が交流できる場を作る

 昨年の第2回フリーマーケットに、市民ネットも参加しました。11月だというのに、日中は半そでを着ている人もいるほどのお天気。出店者はほかに当事者・作業所・グループホーム・福祉パン屋さん・職員・一般の方などで、有機野菜、無添加のお菓子や生活雑貨、古着など様々な商品が並びました。

 私たち市民ネットでは、廃業した洋品店から寄付していただいた新品の服を売りました。商品はワゴン車1代にようやく積めるぐらい豊富にありましたが、型の古いものや学生用の白いシャツ、学生ズボンなどもかなり混じっていて、売れるかどうか心配でした。

 ところが、我々の心配もよそに、「新品の洋服が1着100円!」をウリにして声を張り上げると、すぐに人が集まってきました。午前中は、売り子4人でも足りないほどの大盛況になったのです!1人で10着、20着と持ちきれないほど買っていく人もザラ。地震で被災した親戚のためにと、台湾人の女性はなんと40着以上も(ねぎって)買っていきました。ラストの1時間は1着50円に値下げし、それからもかなりの点数が売れ、売上げはなんと約5万円。残った商品はダンボールにたった2箱ほど、大満足の結果でした。

★お知らせ

 家に不要品が眠っていませんか?市民ネットでは、フリーマーケット出店者を募集します。情報を提供し、開催日・開催場所・条件等が合ったらお申し込みいただくという形にしたいと思います。登録される方は下記にご連絡下さい。

TEL 03−5360−1233 
SVA伊藤



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