SVA東京市民ネットワークNEWS LETTER「里程標」第17号

絵本を届ける運動にちょっぴり関わった私たちです。

毎月1回、届けられた絵本の点検作業
カンボジアスタッフ・チャントンさん報告会

 毎月1回、第三木曜日が“SVA東京市民ネットワーク”の定例活動日である。といっても、発足から5年ほど(記憶が不確かなので年数がちょっと違うかもしれないが)は、集まってただおしゃべりし、何回かに一度、本紙の編集会議を開き、そしてまれに学習会やイベントへの料理出店の打ち合わせをすると言うパターンを繰り返してきた。

 そんな「怠惰な」活動のためか、参加者は年々減少し、いまや実質数名という消滅寸前の我が“市民ネット”だったが、今年に入り「心を入れ替え」て、はじめて「生産的」な活動に着手した。其れが絵本を届ける運動へのささやかな参加である。

 第三木曜日にSVA東京事務所の3階に行くと、絵本担当の田中さんが相当な量の絵本を用意してくれている。経理の伊藤さんがナント同姓同名のジョージ君を含むフリースクールグループをゲットしそのメンバーと手と手を取り合って点検作業を進めるのだ。

 私たちはこの月1回の作業で多少なりとも何かをやっている気分に浸っているが、担当の田中さんは、その情熱的でストレートな性格からか、いつまでも自立せず、ダラダラと作業している市民ネットの面々にあきれているようだ。

 でも、なんとなくであっても5年以上継続している市民ネットは、空気みたいな存在かもしれないが、出入りの激しいNGO業界では大昔の「種籾」みたいだ。いずれ、何かのきっかけで稲が生える可能性はある。

 ということで、絵本作業の中間報告をしたが、読者のみなさんで感心と時間がある方は、ぜひとも第三木曜日の夜、SVA東京事務所の3階においでいただきたい。

 また、10月28日(木)の夜、慈母会館1階でカンボジア図書館スタッフ、チャントンさんの報告会を「クメール語の絵本を送る会」と共催で行った。短期間の宣伝だったが、多くの方においでいただくことができた。活動報告を聞かれた方は、絵本を贈る運動とカンボジアあるいはタイ、ラオスでの図書館事業が幼児教育活動の全身に成果をあげつつあることを実感されたと思う。息長い活動となるが、私たちも引き続き参加、協力していきたい。


里程標内容SVA東京市民ネットワーク