SVA東京市民ネットワークNEWS LETTER「里程標」第13号

SVA東京市民ネット(の一部)in長野


 我々SVA東京市民ネットの一部(男ばかり)は、ボランティアの親睦を深めるべく、オリンピックの興奮未だ冷めやらぬ3月末の長野県に果敢にもバスを走らせたのであった。

 先ずは「おんなじ空ネットワーク」の拠点である松本の瑞松寺へ。ここの副住職である茅野さんとすぐ近くのお寺の倉科さんに迎えられ、そば粉100%のそばと、めったに口にすることの出来ないという地酒を近くのそば屋でご馳走に。その後、瑞松寺境内にある「半杓亭」という喫茶店で珈琲をご馳走になったのだが、その美味しさもさることながら、我々はそのスペースに感動。民芸調の建物の中は、手入れの行き届いた家具がゆとりを持って置かれてあり、良く見ると所々にSVAのクラフトが置かれてあったりする。また、奥の部屋は書庫となっており、並べてある書籍は自由に読める。我々は東京にもこんなスペースが持てたらなどと思いつつ、一路別所温泉へ。

 さて松本から別所温泉に向かうには、市街地を通る遠回りの道と、峠を越える近道があるが、近道の林道は冬の間は閉鎖されている。という話を松本で教えていただいたにもかかわらず、なぜかバスは林道の方向へ。悪い大人達は通行止めの標識を無視し、雪による倒木等により荒れ放題の林道を突き進んだ。

 崖から落ちそうになりながら林道を抜け、辛くも別所温泉にたどり着いた我々。早速温泉に入り、「安楽友の会」の面々(男ばかり)と合流して宴会へ。「もっとボランティア同志が、どういう活動をしているのか知る機会があった方がいいのではないか」等と熱く語り合いながら席は二次会へ。我々は東京のボランティアにはない活力のようなものを感じながらその日は床へ。翌日は、「安楽友の会」事務局長の竹内さんと安楽寺副住職の若林さん年安楽寺を案内してもらう。国宝の八角三重塔をはじめ、数々の文化財等の説明を受けた後、安楽寺の和尚さん順天師のお話しを伺った。タイに行ったときの話、戦争中の話、こんな山中でも生態系が変わってきている話等を聞かせて下さった和尚さんに、オリンビックの閉会式はどうでしたかと尋ねると、「さむかったー」と一言。我々は竹内さんにお土産をもらい安楽寺を後にした。

 帰路につく前に、せっかくここまで来たのだからと、戦没者美術館と信濃デッサン館に立ち寄ることに。我々は時代の中に生きる者の使命を再認識し一路東京へ。

 今回の計画は2日間という限られた期間の中で、多くのことを学ぶことが出来ました。そこで私から一言。なんで男ばかりなの?(岩田)


里程標内容SVA東京市民ネットワーク