SVA東京市民ネットワークNEWS LETTER「里程標」第12号

“中国河北省大地震”
SVAは現地へ調査員を派遣、緊急支援開始!!

 SVAでは、1月10日、マグニチュード6.2の大地震が襲った中国河北省張家口へ急遽調査員2名を派遣し、現地の被災状況を調査するとともに、被災地で活動をする中国紅十字会(中国の赤十字)と協力し、被災者を救済すべく緊急支援を開始しました。

 今回の震災は死者数こそ少なく住んだとは家、気温零下25度以下という厳しい条件下で、約5万人の被災者がテントや公共施設などに置いて避難生活を余儀なくされています。現地の政治的・地理的特殊性も加わって、人々は肉体的にも精神的にも想像以上に困難な状況に立たされています。

 被災区域は、歴史的にソ連の侵入に対する北京防衛の要衝とされてきており、外国人の立ち入りを極端に制限しています。そのため被災後も、国連の代表部、在中外交官などの直接的な支援、立ち入りを全て当局側が断っている状態です。

 そんな中でSVAは、民間レベルで唯一現地で活動する中国紅十字会と連携・協力し、政府間レベルでの救援活動の限界を超えた中で救援活動を展開していきます。皆様から寄せられた義援金により、不足している食糧・仮設住宅の建設資材などを購入・配布する予定です・誠に恐縮ではありますが、多くの皆様にご理解・支援をお願い申し上げます。

関 尚士


里程標内容SVA東京市民ネットワーク