東久留米でワンワールド・フェスティバル
SVAの基金づくりのバザーも予定

11月15〜16日に東久留米市で開催予定

 「ワンワールド・フェスティバルIN多摩’97」というイベントを企画しました。これは、地域社会で国際協力活動を広げることと、外国人とともに生きる共生社会の実現をめざす、という趣旨で企画されたものです。したがって、会場も都心でなく、日頃から活動をしている地域に設定しました。また、東京三多摩地域のなかでも、これまでこの種の活動がそれほど活発でなかった北多摩、交通機関でいうと西武線沿線を対象としています。今回の会場を予定している東久留米市は、今年1月に新しい市庁舎が完成し、そこに市民向けのコミュニティ施設が併設されています。また、SVAのスタッフが数人住んでいることやおなじみの“おはなしきゃらばんセンター”があるなど、関わりの深いところです。

NGO、ボランティアの共同企画を計画中

 イベントの内容ですが、基本的には地域で活動するNGOなどのふだんの活動を紹介、交流することを基本に、相互に協力することによって、市民への宣伝や呼びかけを進めるものと考えています。また、共同企画として、多摩地区の各自治体や地域団体が取り組んでいる国際協力活動や在日外国人施策の実態を調査・発表し、地域社会の国際化推進の一端を担いたいと思います。
 ですから、ただ単に楽しいというお祭り的イベントだけでなく、講演・シンポ・展示・調査報告なども企画しています。もちろん、それまで余り関心のなかった人や参加する機会がなかった人たちへの働きかけを重視し、参加しやすい仕掛けも必要ですから、そのような企画も検討しています。

自治体の助成事業となる

 多摩制定百年を記念して数年前に開催された、「多摩ライフ21」の継続事業として、多摩地区の各自治体が共同設立しているのが「多摩交流センター」で、ここが毎年、多摩地区の様々な市民活動に対して事業助成をしており、今回申請したところ、助成が決定しました。

SVAの活動支援のためのチャリティーバザーを計画

 私たちSVA市民ネットはこの企画に参加し、SVAの活動支援のためのチャリティーバザーをしようと考えています。詳細はこれから話し合いますが、例えばカンボジアの民話絵本1点発行の資金、約80万円を目標にするとかも候補のひとつです。どちらにしても、大量の衣類・雑貨・手工芸品・本などを集める必要があります。また、ワールド屋台の企画もありますから、タイ・カンボジア・ラオス料理の屋台出店も有力です。
 このような活動に興味があり、ご協力いただける方はぜひご連絡ください。

全体の計画案は

 4月29日に第1回の実行委員会を開き、次のような内容をとりあえず決めました。企画にご参加ください。
【月日】11月15(土)・16日(日)
【会場】東久留米市役所・市民プラザ(屋外ひろば、屋内ひろば、ホール、会議室などを一体使用)
【内容】(検討中ですが、参考として)
(1)講演・シンポ<NGO活動報告、地域での国際協力活動、在日外国人施策、草の根貿易・NGO・ボランティア入門>
(2)展示・写真展・即売会
(3)ワークショップ
(4)国際協力バザー、ワールド屋台
(5)コンサート<無料・有料とも>
【主催】実行委員会(東久留米、東村山、田無、保谷、清瀬、小平、国分寺、国立、小金井、三鷹、武蔵野などで活動している市民グループおよびNGO数団体で構成の予定)
※全体のスタッフでもSVAだけのボランティアでも希望される方はご連絡ください。

→白石
<職>3802−3111内2773
<自>0424−74−9520